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J1 第11節

3月3日(水) 18:03 Kick off

等々力

3 - 2

川崎F

  • 1-2
  • 2-0
試合終了

C大阪

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】川崎=なし C大阪=なし<br />
【退場】なし<br />
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ・ダミアン(川崎)


[J1第11節]川崎3-2C大阪/3月3日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
ACLのスケジュールの都合上、先立って行なわれた一戦では、かつてのエースに2ゴールを許し、2度のリードを取られたが、後半にしっかり逆転するさすがのパフォーマンス。中央を締められれば、サイドチェンジで相手の守備網を広げさせて攻略。2失点は課題も、“相手を見て”出方を変えられる川崎スタイルの真骨頂を示したと言えるだろう。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
2失点は悔しい結果も、大久保のシュート、松田のクロスを褒めるべきか。後半には大久保の鋭いシュートを止めるセーブもあった。
 
DF
13 山根視来 6.5
開幕戦同様に攻撃面で大きく貢献。右サイドで高い位置を取り、クロスでL・ダミアンの2ゴールをアシスト。特に2点目のシーンではポジショニング、動きのタイミング、クロスともに抜群だった。
 
4 ジェジエウ 6
2失点目のシーンでは大久保と競り合いながらゴールを決められた。それでも後半は相手のカウンターをケア。一度、危ないパスミスがあったのは反省材料。
 
5 谷口彰悟 7
まさに“最終ラインのレジスタ”。2点目につながった家長へのフィードは出色。2失点をしているだけに「7」は高いと言われるかもしれないが、逆サイドへのキックの質は何度でも見たくなる惚れ惚れするレベルだった。
 
47 旗手怜央 6
周囲と息が合わない場面もあったが、この日もよく走って攻守に絡んだ。今や欠かせない左SBと言えるだろう。

MF
6 ジョアン・シミッチ 6(64分OUT)
1失点目の大久保のミドルのシーンは寄せが甘かったか。一方で素晴らしいパスも。守備面でも徐々にリズムがあってきた印象。
 
25 田中 碧 6
同点弾につながる山根へのスルーパスは◎。1点を追う状況ではボールを動かし、脇坂とともに攻撃をコントロールしようと模索した。「6.5」と迷うも、まだまだやれるだろうとの期待も込めて「6」に。
 
MF
8 脇坂泰斗 6(79分OUT)
動いて中盤を活性化。前半のL・ダミアンのゴールにも関与し、セットプレーのキックの精度も高かった。ただフィニッシュを含め、もう少し怖さも欲しかったところ。こちらも「6.5」と悩むパフォーマンス。
 
FW
41 家長昭博 6(80分OUT)
タイミングよく顔を出し、攻撃のアクセントに。後半はよりボールに関わる時間が増えた印象で、終盤には観衆を虜にするトラップも。
 
18 三笘 薫 7(80分OUT)
見事な決勝弾も、本人が語ったように、ボールロストと突破を許して2失点に絡んだだけに満足はできないのだろう。ただし、魅せるプレーはやはり抜群で、後半にはオフサイドで幻になるも得意の形でゴラッソも決めてみせた。ゴールが認められていたら、各方面から高く評価される1点になっただろう。
 
MAN OF THE MATCH
9 レアンドロ・ダミアン 7.5(80分OUT)
リードを許すチームを救う見事な2ゴール!! 絶妙なポストプレーで三笘の決勝弾もアシストし、勝利の立役者になった。献身的なディフェンスも。
 
交代出場
MF
3 塚川孝輝 6(64分IN)
中盤の強度アップへ投入される。球際で戦い、的確なパスも。良いリズムでシュートも放った。
 
MF
22 橘田健人 ―(79分IN)
相変わらずボールの受け方、トラップが上手く、途中出場ながら流れに乗った。味方へパスを配球。
 
FW
11 小林 悠 ―(90分IN)
2度のチャンスは決められず。それでも限られた時間で2度、惜しい場面を作るのがこのストライカーである。
 
MF
16 長谷川竜也 ―(90分IN)
小林らとともに残り数分のタイミングでピッチへ。ファウルで止められたが、自慢のドリブルを見せた。
 
FW
19 遠野大弥 ―(90分IN)
一度、左サイドからカットインしてクロス。しかし味方に合わず。シュートを狙ったものだったか。
 
監督
鬼木 達 6.5
1点ビハインドで迎えたハーフタイムに締め直し、逆転へ導いた。泰然自若。まさに今のチームを象徴する姿だった。試合後には大久保と何やら会話。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
C大阪 5.5
守備のバランスを取りながら、相手がボールを下げれば一気にラインを上げる。統制の取れた動きで川崎に対抗。「勇気をもって戦ってくれた」と指揮官が振り返ったように逆転負けも、出来は悪くないものだった。強いて言うなら川崎の質が高すぎたということか。

【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 5.5
3失点しただけに及第点とはいかないだろう。ただどれもセーブが難しいシュートだった。フィードの精度は良好。

DF
2 松田 陸 6
三笘の対応に苦慮するシーンもあったが、逆にその三笘をいなしてのクロスで大久保の2点目をアシスト。仕事はこなした。
 
14 丸橋祐介 5.5
大きなミスはなかったとはいえ、2失点は自身のサイドを破られたもの。特に1失点目は簡単にクロスを上げさせてしまったように映った。攻撃面にももう少し関わりたかった。
 
15 瀬古歩夢 5.5
パートナーの西尾をフォローしたかったが、分厚い川崎の攻撃に苦労。失点シーンでも後れを取る場面が。

33 西尾隆矢 5
「レアンドロ・ダミアン選手のほうが上手だった」とCBとして悔しい出来。それでもこの経験は今後に活きるはず。

 
MF
4 原川 力 5.5
藤田とともに攻守のバランスを取り、相手にプレッシャーをかける。後追いもあったが、ボランチとして悪くない動きだっただろう。勝点を得ていれば、藤田とともに「6」を付けたかった。

5 藤田直之 5.5(68分OUT)
声を出し周囲に指示を送りながらリンクマンとして振る舞う。三笘と対峙する松田らのフォローにも走った。「6」よりの「5.5」というところか。

10 清武弘嗣 5.5
守備のタスクをしっかりこなし、チームを助けた。もっともその分、本来の攻撃面で使うパワーを削られた印象だ。
 
17 坂元達裕 5.5
果敢に仕掛け、大久保の先制点のキッカケにも。プレースキックの質も良かった。あとはプレーの成功率を上げたいところ。

 
FW
13 高木俊幸 5(58分OUT)
失点シーンでは足が止まってしまう姿が見受けられ、カウンターの場面でもパスをつなげられずに悔しがる。直接FKも含めて不完全燃焼。

20 大久保嘉人 7(85分OUT)
圧巻のミドルに、クロスに合わせた2点目。慣れ親しんだ等々力で本来の力を十分に誇示。インパクトを含め、もしチームが勝点1でも得ていたらMOMに選びたかったほどのパフォーマンスだった。これまでの苦しい時間を考えれば、心にグッとくるものが。その雄叫びは多くの人の気持ちを熱くしたはず。

 
交代出場
MF
18 西川 潤 5.5(58分IN)
左サイドから仕掛けてチャンスを覗った。シュートも放ったが、相手を脅かすには至らず。

FW
29 加藤陸次樹 5.5(68分IN)
1点を追う場面で登場。相手エリア内などでボールを受けたが、決定的な仕事はできず。

FW
22 松田 力 ―(85分IN)
大久保に代わってピッチへ。最後の反撃に貢献したかったが、なかなかボールが回ってこなかった。

監督
レヴィー・クルピ 5.5
主力に怪我人を抱えていたとのことだが、果敢に川崎に挑み、開幕戦で足首を痛めていた大久保の引き続きの起用も当たった。ただ勝利には導けず、交代策も効果は薄かった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
 

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