見どころ・戦評
[J1リーグ2節] 鳥栖2-0浦和/3月6日(土)/駅前不動産スタジアム
【チーム採点・寸評】
鳥栖 6.5
3-5-2の新布陣が機能。全員で攻守によく走り回って攻撃的な姿勢を貫き、勝利を引き寄せた。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
40 朴 一圭 6
相手に危険なシュートを打たれることは少なく、安定したプレーで2試合連続無失点勝利に貢献。76分のピンチは味方に救われた。
DF
24 飯野七聖 6
攻撃のスピードをダウンさせることもあったが、果敢な突破からチャンスを広げて2点目に絡む。
20 ファン・ソッコ 6
強さと落ち着きのある守備を見せた。終了間際には、自らボールを奪って持ち上がり時間を作った。
3 エドゥアルド 6.5
76分、飛び出したGK朴をカバーし、杉本のシュートを防ぐ。フィードでも存在感を示した。
47 中野伸哉 6(79分OUT)
積極的な上がりで攻撃に推進力をもたらす。守備でも落ち着いて相手に対応していた。
MF
44 仙頭啓矢 6(79分OUT)
プレッシング、ビルドアップなど中盤で激しく動き回り、攻守で躍動感を出していた。
41 松岡大起 6
ビルドアップ時、CBの間に入って効果的にボールを供給。守備でも要所を締めていた。
10 樋口雄太 6
前半からシュートを積極的に放つ。飯野の突破をフォローしてクロスを上げ、2点目をアシストした。
22 小屋松知哉 5.5(59分OUT)
前半終了間際にシュートを放つも、これは決められず。守備で走った印象は強いが、決定的な仕事はできず。
FW
8 林 大地 5.5(74分OUT)
ガムシャラさは出していたがゴールには繋がらず。後半立ち上がりのシュートを決めたかった。
MAN OF THE MATCH
9 山下敬大 7
ボールが収まらない場面もあったが、こぼれ球に詰めてJ1初ゴール。さらに追加点を挙げてチームを勝利に導く。
交代出場
MF
23 本田風智 6(59分IN)
積極的な仕掛けからシュートを放ち、山下の先制ゴールへと繋げてチームの勝利に貢献した。
FW
19 石井快征 5.5(74分IN)
軽い守備をしてしまい、樋口に怒られているシーンも。ただ、ボールに絡むと巧さをみせた。
DF
30 田代雅也 ―(79分IN)
ロングボールを確実に跳ね返すなど、3バックの中央で身体を張って守り、無失点に尽力した。時間が短く評価はなし。
MF
4 島川俊郎 ―(79分IN)
ハイボールの処理でエドゥアルドと被るシーンもあったが、守備に徹して試合をクローズさせた。時間が短く評価はなし。
監督
金 明輝 6.5
ウイングバックに高い位置を取らせるなど攻撃的な姿勢を崩さず、本田の投入などの交代策もハマる。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
浦和 5
決定機がなかったわけではないが、効果的なビルドアップが少なくノーゴールに終わる。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5
一度は防いだものの、こぼれ球を押し込まれて先制点を許し、81分にもゴールを割られる。コーチングを欠かさないのはさすがだったが。
DF
3 宇賀神友弥 5
中野などに裏を突かれるシーンが目立った。1失点目の場面では、本田のシュートを防ぎに行ったが一歩及ばず。
4 岩波拓也 5
12分に顔面を負傷するも最後までプレーを続けた。2失点目はボールウォッチャーになってしまった。
5 槙野智章 5
61分、仙頭のシュートをブロックするなど要所は抑えたが、反応が遅れて山下に先制点を許す。
6 山中亮輔 5
飯野からボールを奪い切れず、結果的に2点目を献上してしまう。攻撃では力を発揮していた。
MF
17 伊藤敦樹 5
終了間際、こぼれ球をシュートするもゴールを捉えず。チャンスに繋がるパスも少なかった。
22 阿部勇樹 5
鳥栖の攻撃に対してフィルターになりきれず。最終ラインに吸収される場面も多く見られた。
11 田中達也 5(HT OUT)
6分にカウンターから長い距離をドリブルで走り、クロスを入れるが精度を欠く。前半でお役御免に。
MF
18 小泉佳穂 5.5(78分OUT)
高い位置で受けた際は、アイデアのあるパスを出すなど持ち味を発揮した。ただ守備が物足りなかった。
24 汰木康也 5(78分OUT)
15分、カウンターで攻め上がるもエドゥアルドに対応される。他にもチャンスに絡もうとするがシュートは打てず。
FW
14 杉本健勇 5
76分、狙いすまして放ったシュートは、エドゥアルドにライン上でクリアされる。ターゲットにはなったがゴールは生まれず。
交代出場
MF
15 明本考浩 6(HT IN)
サイドで運動量を出すだけでなく、中央に入ってシュートを放つなど、チームに躍動感を与えようとした。
FW
9 武藤雄樹 ―(78分IN)
攻撃を活性化させるために投入されるも光るプレーはほぼなく、シュートもなく終わった。時間が短く評価はなし。
MF
37 武田英寿 ―(78分IN)
中盤の高い位置でボールに多く触れてチャンスを演出しようとしたが、ゴールには導けなかった。時間が短く評価はなし。
監督
リカルド・ロドリゲス 5
鳥栖の守備にハマるシーンが多く、効果的なビルドアップが少なかった。悪い流れで交代枠を残したのも不可解だ。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●荒木英喜
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