見どころ・戦評
[J1リーグ4節] 湘南3-1仙台/3月13日(土)/レモンガススタジアム平塚
【チーム採点・寸評】
湘南 6.5
幸先よく先制。その後は相手にボールを持たれるが、後半に効果的に加点してゲームの主導権を握る。1点は返されたものの、J1通算150勝目となる今季初白星を挙げた。
【湘南|採点・寸評】
GK
1 谷 晃生 6.5
終盤に1失点したものの、難しいピッチコンディションのなか、落ち着いたセービングで決定機を防ぎ、チームを救った。
DF
22 大岩一貴 6
クサビに厳しく寄せ、シュートブロックも。相手FWを自由にさせず、タイミングよく攻撃参加も果たした。
3 石原広教 6
クロスをヘディングではね返すなどゴール前を封鎖。カバーリングも秀逸で、相手に起点を作らせなかった。
8 大野和成 6.5
タイトに付いて対面のアタッカーに自由を与えず、起点を潰すなど堅い守備。攻撃でも同サイドの高橋をサポートした。
MF
6 岡本拓也 6.5
右サイドを封じ、ゴール前のピンチもカバー。攻撃の場面ではクロスでチャンスを演出した。
20 名古新太郎 6.5(70分OUT)
縦パスやドリブルでゴールへの推進力を喚起。冷静に仕留めた54分の追加点がゲームの流れを決定づけた。
29 三幸秀稔 6(57分OUT)
ペナルティエリア横のスペースへ巧みな配球。ピッチを広く使い、味方をサポートしながら攻撃のリズムを創出。
10 山田直輝 6(82分OUT)
セカンドボールを奪うなど守備に献身。ワンタッチやスルーパスでリズムを作り、2分の先制ゴールの場面にも絡む。
MAN OF THE MATCH
42 高橋 諒 7
抑えの利いたシュートで先制点を奪取。走行距離、スプリント回数ともに両チーム1位の数字を叩き出し、1ゴール・2アシストと全得点に絡む活躍ぶり。
FW
13 石原直樹 5.5(57分OUT)
守備に奔走し、いたるところに顔を出した。一方で、ボールが収まらない場面もあり、トップフォームではない印象。
17 大橋祐紀 6.5
身体を張って起点を作り、シュートを狙う。試合終了間際まで走り切るなど守備の献身も光った。
交代出場
DF
4 舘 幸希 6(57分IN)
アンカーに入り、幅広いエリアをカバー。起点を潰し、クリアで危険を回避するなど守備に献身した。
FW
33 町野修斗 6.5(57分IN)
ゴールに向かって積極的にプレー。CKからヘディングシュートでJ1初ゴールを奪い、勝負を決めた。
MF
14 茨田陽生 5.5(70分IN)
交代出場直後にチームは失点。最終的には勝利に貢献したものの、攻撃に出る機会は少なかった。
MF
5 古林将太 ―(82分IN)
山田に代わり、そのままボランチに。限られた時間のなか、ゲームのクローズに貢献した。
監督
浮嶋 敏 6.5
負傷離脱もあるなかで、抜擢したメンバーが活躍。複数得点を挙げ、チームは今季初勝利を果たした。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
仙台 5.5
試合開始早々に失点。その後はポゼッションでもシュート数でも上回ったが、相手の堅守もあってほぼ決定打にはならず。反撃も1点にとどまり、3連敗を喫した。
【仙台|採点・寸評】
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 5.5
この日も好プレーを連発。しかし、先制点、追加点ともに相手のシュートが巧みで、3点目はフリーでシュートを打たれてしまった。
DF
25 真瀬拓海 6(73分OUT)
対面の高橋と激しい攻防。高い位置でボックスに仕掛け、70分は深い位置から供給したクロスが得点シーンに繋がった。
5 アピアタウィア久 5.5(73分OUT)
最終ラインでボールを動かしながら縦パスやロングフィードを展開。一方で、攻め上がりの裏を突かれる場面も。
13 平岡康裕 6
攻守にヘディングの強さを発揮。セットプレーでは、空中戦に競り勝ちチャンスを演出した。
2 秋山陽介 5(HT OUT)
ボールに触る機会が限られ攻撃の特長を発揮できず。仕掛けも封じられ、ハーフタイムに交代した。
MF
16 吉野恭平 6
3バックの中央で先発。守備をカバーしつつボールを配球。セットプレーで相手ゴール前に詰めた15分の決定機では、GK谷の好守に阻まれた。
8 松下佳貴 6.5(88分OUT)
セカンドボールを収め、パスを捌き、自らもゴールを狙った。70分には強烈なシュートで一矢を報いた。
14 石原崇兆 6
スペースに走りボールに関わる。ウイングバックやSBなど選手交代に伴い幅広くプレー。
6 上原力也 6
中盤でボールを動かし、守から攻のスイッチを入れる。セットプレーや流れから積極的にシュートも放ち、両チーム通じて最多の3本を記録。
32 氣田亮真 6
ドルブルで積極的に仕掛け、攻撃の推進力を引き上げた。幅広く動き、サイドで起点も作った。
FW
19 皆川佑介 5.5(63分OUT)
62分のCKの守備時には一歩及ばず頭をかすめてゴールを許す。51分に訪れた決定機は1対1に持ち込むものの、相手GK谷のファインセーブに。
交代出場
FW
20 マルティノス 5.5(HT IN)
カウンターでは可能性を示したが、マッチアップする大野に封じられた。
FW
15 西村拓真 6(63分IN)
ボックスに積極的に仕掛ける。ゴール前の狭いエリアでのパス交換で松下のゴールをアシストした。
DF
4 蜂須賀孝治 5.5(73分IN)
右SBに入り、ボール奪取から攻撃を展開。逆にハイプレスから奪われピンチを招く場面もあった。
FW
11 赤崎秀平 5.5(73分IN)
真瀬と交代し、2トップの一角に入った。シュートを放つも谷にセーブされた。
MF
26 加藤千尋 ―(88分IN)
最後のカードとしてピッチに。限られた時間のなか、ボールに関わる場面は少なかった。
監督
手倉森誠 5.5
前節に続き立ち上がりに失点。選手交代で攻勢を強め、相手を上回るシュート数は記録した。1点を返したがその後が続かず、今季初勝利はならなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェスト編集部
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