見どころ・戦評

[J1第5節]神戸1-1川崎/3月18日/ノエビアスタジアム神戸
【チーム採点・寸評】
神戸 6
3人で三笘を封じるなど連係した守備で対抗。だが、L・ダミアンにスーパーゴールを決められ先制を許す苦しい展開に。最後は菊池のゴールでなんとか同点に。
【神戸|採点・寸評】
GK
1 前川黛也 6
前半終了間際に相手のクロスをパンチングで阻止するなど好プレーを連発。失点シーンはL・ダミアンを褒めるべき。
DF
23 山川哲史 6(86分OUT)
三笘との大学同期対決は駆け引きを含め見応え充分。攻撃でも35分にドウグラスへの決定的なクロスで見せ場を作った。
MAN OF THE MATCH
DF
17 菊池流帆 7
三笘のドリブルへの対応、L・ダミアンとのエアバトル、そして魂の同点ゴール。攻守で存在感を放ち、文句なしのMOM。
DF
4 トーマス・フェルマーレン 6.5
11分にL・ダミアンに振り切られて決定機を作られたが、それ以外は上手く対応。家長への対応も見事。
DF
24 酒井高徳 6.5
堅実な守備はもちろん、攻撃でも躍動。山口との連係から、21分にはエリア内へ侵入するなどチャンスを広げた。
MF
6 セルジ・サンペール 6(77分OUT)
46分に家長から高い位置でボールを奪ってチャンスを広げるなど好守備が光った。ボールロストもほぼなかった。
MF
5 山口 蛍 6.5
セカンドボールへの反応の速さ、インターセプトなど守備で存在感。前半途中の酒井への絶妙浮き球パスは見事。
MF
20 井上潮音 6(77分OUT)
高いボールキープ力とポジショニングの良さで攻撃の起点に。守備でも献身的なプレスバックで貢献。
MF
11 古橋亨梧 6.5
84分には長い距離を走って三笘のカウンターを阻止。攻撃面はもちろんだが、献身的な守備でチームを救った。
FW
7 郷家友太 6
前半のドウグラスの決定機はこの男のドリブルが起点。終了間際には惜しいヘディングシュートも。ソツなくプレーした印象。
FW
49 ドウグラス 6(61分OUT)
前半からジェジエウと激しくマッチアップ。40分にはドリブルでかわし、古橋へ絶妙クロスも。いい働きを見せた。
途中出場
MF
37 増山朝陽 6(61分IN)
ドウグラスと交代し、右サイドハーフへ。積極的にドリブルで仕掛けてリズムを変えた。旗手を自陣に押し込めることに成功。
MF
22 佐々木大樹 -(77分IN)
井上と交代し、そのまま左サイドハーフへ。攻撃に推進力を与えたかったが、さほど貢献はできないまま終了した。
FW
9 藤本憲明 -(77分IN)
S・サンペールと交代し、2トップへ。後半アディショナルタイムに決定機を迎えたが、相手GKに阻止された。
DF
19 初瀬 亮 -(86分IN)
1点ビハインドの状態で攻撃を活性化。菊池の同点ゴールもアシストした。出場時間が短いため評価はなし。
監督
三浦淳寛 6
三笘のドリブルをグループで封じるなど周到な準備が活きた試合。前節の敗戦から中3日で上手く立て直した。
[J1第5節]神戸1-1川崎/3月18日/ノエビアスタジアム神戸
【チーム採点・寸評】
川崎 6
前半は攻め急ぎ、攻撃のリズムを作れず。後半は立て直して何度も決定機を作ったが、L・ダミアンの1点止まり。最終的にラストプレーで同点に追いつかれた。
【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6
同点ゴールは菊池を褒めるべき。むしろアディショナルタイムの藤本の決定機を阻止してチームを救った。
DF
13 山根視来 6
過密日程のなか、全試合フル出場中。それにもかかわらず、最後まで運動量が落ちずに攻守に奔走したのは見事。
DF
4 ジェジエウ 6
9分にドウグラスに詰め寄られてボールを奪われピンチに。それ以外はしっかりドウグラスを捕まえた印象。
DF
5 谷口彰悟 6.5
9分に古橋のクロスをブロックするなどカバーリングが光った。L・ダミアンの先制点につながるワンタッチパスは見事。
DF
47 旗手怜央 6.5(90分OUT)
三笘とパス交換をしながら積極的に攻撃に参加。守備ではスピードを活かして古橋に上手く対応してみせた。
MF
6 ジョアン・シミッチ 6(77分OUT)
田中、脇坂とともに中盤で相手の攻撃の芽を摘んだ。だが、川崎の生命線と言えるパスの精度はやや低かった。
MF
25 田中 碧 6.5
山口をマークしながら酒井にも対応。33分には高い位置で酒井からボールを奪い、チャンスメイクも。攻守で躍動した。
MF
8 脇坂泰斗 6(77分OUT)
32分にバックパスをミス。ドウグラスに拾われてピンチに。それ以外は縦横無尽にピッチを駆けて攻守で存在感。
FW
41 家長昭博 6.5(64分OUT)
36分にはT・フェルマーレンをかわし、前川の頭上を抜くループパスでL・ダミアンの決定機を演出。攻撃で相手の脅威に。
FW
18 三笘 薫 6.5
スリッピーな芝に苦戦するも、大学同期の山川や古橋をドリブルでかわす場面も。だが、最終的に菊池に抑えられた印象。
FW
9 レアンドロ・ダミアン 7(90分OUT)
VARによって一度はゴールの判定が変更も、72分には超ロングシュートを決めた。MOMは菊池も採点は同評価に。
途中出場
FW
19 遠野大弥 6(64分IN)
家長と交代し、右サイドハーフへ。やや内側でプレーし、山根のオーバーラップを引き出すなど家長とは違う個性を出した。
MF
3 塚川孝輝 -(77分IN)
ゲームのクローザーとしてピッチへ。無失点で試合を終えるためにハードワークを続けたが最後の最後で報われず。
MF
22 橘田健人 -(77分IN)
脇坂と交代。追加点を狙いつつ相手を無失点に抑える難しいタスクに挑んだ。上手く対応していたが勝利には導けず。
FW
11 小林 悠 -(90分IN)
L・ダミアンと交代で1トップに。早々に決定機を作るなど見せ場は作ったが、逃げ切り要員としては失敗に。
DF
7 車屋紳太郎 -(90分IN)
増山をケアしつつ、時間を使って無失点に抑えたが結果的には失敗した。
監督
鬼木 達 6
前半は攻め急ぎ、リズムを崩した。そこから後半に立て直して先制に成功したが。今季初の引き分けも、監督の手腕は光った。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●白井邦彦(フリーライター)

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