見どころ・戦評

[J1第6節]札幌3-4神戸/3月20日/札幌ドーム
【チーム採点・寸評】
札幌 5
前半は優勢に立って2点を先行。後半開始直後の得点で試合を決めたかに思われたが、そこからまさかの大逆転負け。3点を奪ったことは前向きに捉えたいが、それを上回るダメージを受けたようにも感じる。
【札幌|採点・寸評】
GK
34 中野小次郎 5.5
前半はなんとか無難にしのいだが、後半はスピード不足か位置取りの消極性か、相手の飛び出しに遅れをとってしまった。
DF
2 田中駿汰 5.5
落ち着いてプレーをしていたように見えたが、後半は相手のスピードに対応しきれなかった。
DF
20 キム・ミンテ 5.5
後半はなんとか流れを食い止めたかったのか、焦りが出ていたように感じた。特長を生かしきれなかった。
DF
5 福森晃斗 5.5
展開力は見せたが、プレースキックからなかなか相手の守備を乱すことができず。守備では相手の速攻に耐え切れなかった。
MF
7 ルーカス・フェルナンデス 6
この日も安定感のあるボールの持ち運びと、緩急のあるドリブル、フリーランニングで攻撃に勢いを生んでいた。
MF
10 宮澤裕樹 6
最終ラインに加わって上手くバランスを取っていた。相手が勢いづいてからはバイタルエリアにスペースを生んでしまった。
MF
4 菅 大輝 6(79分OUT)
前半から緩急をつけたドリブル突破で相手守備を苦しめていた。後半はどこか積極性を保てずにいたように感じる。
MF
14 駒井善成 5.5(90分OUT)
中盤で身体を張ったプレーを見せ、前半はチームを支えていた。ただし後半はセカンドボールに対しての遅れがあった。
MF
9 金子拓郎 5.5
前半は巧みな持ち運びで攻撃の軸を担っていたが、チームがリズムを失ってからは停滞してしまった。
MF
18 チャナティップ 5.5(62分OUT)
持ち前の鋭いドリブルは相手の脅威となっていたが、どこか気負いすぎた感あり。フィニッシュのパワーを欠いた。
FW
11 アンデルソン・ロペス 7
PKふたつを含んだものの、その重圧を考えれば3得点はやはり見事。チームが勝てなかったことだけが残念。
途中出場
MF
6 高嶺朋樹 -(62分IN)
若干、守備意識のほうを高く持っていたため、受け身に回ってしまったように映った。
MF
28 青木亮太 -(79分IN)
前線で相手守備を揺さぶりたかったが、それはできず。
FW
45 中島大嘉 -(90分IN)
プレー時間が短く、見せ場は特になかった。
監督
ペトロヴィッチ 5
3点リードからの大逆転負けはあまりにも痛い。ゲームコントロールの策も打てないまま逆転された。
[J1第6節]札幌3-4神戸/3月20日/札幌ドーム
【チーム採点・寸評】
神戸 6.5
3点を先行される苦しい展開だったが、古橋を前線に上げた後半はチームとして前への意識が強まり、4得点で見事に大逆転勝利を演じた。
【神戸|採点・寸評】
GK
1 前川黛也 6
3失点こそ喫したものの、冷静なプレー選択で後半はチーム全体を後方からコントロールしていた。
DF
23 山川哲史 5.5
相手のドリブルに翻弄される場面が目立ち、守備のところではなかなか貢献することができなかった。
DF
3 小林友希 6
持ち味のビルドアップは、前半は鳴りを潜めた。後半は縦へ上手く配給してチームを活性化させた。
DF
17 菊池流帆 6
前節の勢いそのままに乗り込みたかったが、前半は防戦で手一杯。ただ後半は積極的に前に出ていくプレーを見せて盛り返した。
DF
24 酒井高徳 5.5
守備時に後追いになる場面が多く、そのなかでも実力は見せていたが、力を出し切れたとは言い難い。
MF
5 山口 蛍 6.5
反撃の狼煙を上げる反撃弾と勝利に導く決勝弾。後半は戦況を見極めた的確なポジショニングで試合をコントロールしていた。
MF
6 セルジ・サンペール 6(90分OUT)
チーム全体が勢いづいてからはさすがの技術力を見せた。ただし前半はプレーテンポが少しスローだった。
MAN OF THE MATCH
MF
11 古橋亨悟 7(77分OUT)
日本代表アタッカーは、前線にポジションを移してからは見事な存在感とパフォーマンスを披露して2得点。能力の高さをしっかり見せつけた。
MF
37 増山朝陽 5.5(84分OUT)
勢いよく敵陣で動いてはいたものの、ボールを持った際のクオリティのところが足りていなかった。精度もわずかにもの足りず。
FW
9 藤本憲明 5(HT OUT)
背後を狙うタイミングが周囲の選手と重なってしまったようで、力を発揮しきれず。ハーフタイムで退くことに。
FW
22 佐々木大樹 6(90分OUT)
後半になってやっと生き生きとした印象。積極的にボールに関わるようになっていき、チームの攻撃をペースアップさせた。
途中出場
MF
31 中坂勇哉 6.5(HT IN)
後半から投入され、ハイパフォーマンスを見せた。何度も攻撃の起点を担い、周囲の能力を引き出した。
FW
41 小田裕太郎 ―(77分IN)
古橋とは若干違ったニュアンスでの縦への突破を仕掛け、相手を押し上げさせなかった存在感はさすが。
DF
19 初瀬 亮 ―(84分IN)
押せ押せムードのなかで投入され、落ち着いたプレーぶりを見せてチームの逆転勝利に貢献した。
MF
14 安井拓也 ―(90分IN)
プレー時間は少なかったが、なんとか同点を目指そうとする相手に対して臆することなく対峙していた。
DF
25 大崎玲央 ―(90分IN)
最終版に最終ライン中央に投入され、必死に得点を奪いにきた相手に対しておおよそ問題なく対応してみせた。
監督
三浦淳寛 7
3点差をひっくり返したのは見事。試合の状況を見極め、古橋を前に上げることで試合展開を一気に変えてみせた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストweb編集部

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