見どころ・戦評
[J1リーグ9節] 広島0-1湘南/4月10日(土)/エディオンスタジアム広島
【チーム採点・寸評】
広島 5
前節から先発を8人変更したなかで、攻撃の機能性は高まらなかった。後半に次々と選手を投入しても得点を奪えず、9試合目で今季初黒星となった。
【広島|採点・寸評】
GK
38 大迫敬介 5.5
難しい処理になって中央へ蹴ったボールが田中に渡り、そのまま攻め込まれ、相手に先制点を与えてしまった。もったいない失点となった。
DF
25 茶島雄介 5
縦へ入れるボールは多かったが、質は上がらなかった。後半途中からは中盤でプレーも、チャンスメイクできなかった。
4 荒木隼人 5
ビルドアップのテンポを上げることができず。失点シーンでは、もっと町野へ寄せたかった。
3 井林 章 5.5
リーグ戦今季初出場。試合にも落ち着いて入って冷静に守れていたが、一瞬の隙を突かれ失点してしまった。
16 清水航平 5
守備の対応は安定感があったが、攻撃での貢献は乏しい。追いかける展開になってからはさらに物足りなさを感じた。
MF
15 藤井智也 5(HT OUT)
立ち上がりは積極的にスプリントして深い位置まで入り込むも、徐々に効果的にボールに絡めなくなり、前半で交代した。
27 ハイネル 5(59分OUT)
リハビリを乗り越えて約半年ぶりの公式戦に臨んだ。何度もボールに関わるも、チャンスは作れなかった。
6 青山敏弘 5(69分OUT)
ボールサイドに多く顔を出してゴール前まで入り込んだ。しかし、失点シーンは田中を捕まえ切れなかった。
MF
41 長沼洋一 5
後半からはウイングに移ってプレー。積極的な姿勢を見せたが、局面を打開するプレーはできなかった。
18 柏 好文 5(59分OUT)
中央に入ってボールを受け、攻撃に変化を付けた。それでも、決定的なプレーはできないまま交代となった。
FW
9 ドウグラス・ヴィエイラ 5(59分OUT)
身体を張って競り合い、守備のスイッチも入れたが、相手の脅威になるプレーはできなかった。
交代出場
MF
10 森島 司 5.5(HT IN)
シュートチャンスはあったが枠外へ。攻撃の循環を良くしたかったが、多少詰まってしまい、試合の流れを変えるには至らず。
MF
8 川辺 駿 5.5(59分IN)
再三ボールに触って敵陣でプレーすることはできていた。ただ、良い攻撃のリズムは作れなかった。
MF
29 浅野雄也 5.5(59分IN)
右からカットインしたり、逆サイドまで顔を出すなど流動的に動き回った。しかし、粘り強く対応する相手の守備を上回れなかった。
FW
37 ジュニオール・サントス 5(59分IN)
強引に打開を試みたが、シュートに持ち込めず攻撃が滞った。すでに1か月もの間、得点から遠ざかっている。
DF
2 野上結貴 5.5(69分IN)
アタッキングサードに入る回数は多かったが、チャンスを生み出すプレーはできなかった。
監督
城福 浩 5
当然ながら4-3-3システムの成熟度はまだまだ。チームの総力を上げていくことが必要であると告げられた今季初黒星になった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
湘南 6.5
後半に18歳のMFがワンチャンスを仕留めてリードすると、3バックを中心に広島の攻撃をはね返し、5試合ぶりの勝利を奪った。
【湘南|採点・寸評】
GK
1 谷 晃生 6.5
横からのボールに出足よく飛び出してピンチを防ぐ。まったく慌てることなく90分間を戦い抜いた。
DF
4 舘 幸希 6.5
ドリブルで挑んでくる相手をしっかり止めて綻びを作らず。途中からアンカーに入り中央を締めた。
MAN OF THE MATCH
3 石原広教 7
広範囲をカバーしてクリーンシートに大きく貢献。読みや出足が鋭く、相手のブラジル人FWにゴール前で仕事をさせなかった。
8 大野和成 6.5
予測しにくいハイネルの動きにも慌てず対処し、浅野のドリブルにも粘り強く対応した。
MF
6 岡本拓也 6.5
アディショナルタイムでも球際のバトルで激しく競り合う。精神的にも肉体的にもタフに戦い続けた。
14 茨田陽生 5.5(HT OUT)
第2節以来の先発出場も、攻撃面でインパクトを残すことができず。不完全燃焼でピッチを退くこととなった。
32 田中 聡 7(76分OUT)
自陣でプレッシャーを受けても慌てず冷静に回避。56分には、勢いよくゴール前へ駆け上がってJ初得点をマークした。
10 山田直輝 6
攻撃に関わる場面は多くなかったが、3ボランチの一角として労を惜しまず、守備に貢献した。
MF
42 高橋 諒 6.5
最後まで気持ちを見せてファイト。藤井、浅野らスピードのあるアタッカーを自由にさせなかった。
FW
13 石原直樹 5.5(HT OUT)
古巣広島との一戦で5試合ぶりの先発。かつてのホームスタジアムのピッチに立ったが、なかなか存在感を見せられず交代となった。
17 大橋祐紀 5.5(67分OUT)
いろいろな場所に顔を出して活路を見出そうとしたが、チャンスを作ることはできなかった。
交代出場
FW
33 町野修斗 6(HT IN)
田中とのワンツーを成功させて先制点をアシスト。その後は守備に走り回って無失点に貢献した。
MF
20 名古新太郎 6(HT IN)
後半から出場して、右サイドを攻守において安定させる。質の高いプレースキックも光った。
MF
5 古林将太 6(67分IN)
押し込まれるなかで、カウンターのチャンスを作ることも難しかったが、ハードワークでチームに貢献した。
DF
22 大岩一貴 ―(76分IN)
残り14分の時間に出場。バタバタすることなく試合に入り、しっかりとやるべき仕事をこなした。
監督
浮嶋 敏
「自分たちらしい」と表現した納得のゲーム。ラインを下げずにリードを守り抜いて、見事に勝点3を掴み取った。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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