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J1 第9節

4月11日(日) 17:03 Kick off

三協F柏

1 - 0

  • 0-0
  • 1-0
試合終了

G大阪

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】柏=なし G大阪=なし<br />
【退場】柏=なし G大阪=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】江坂 任(柏)


[J1リーグ9節]柏 1-0 G大阪/4月11日/三協フロンテア柏スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
柏 7
スタート時は5バックで入ったものの、決してベタ引きにはならず、ボールを奪えば複数人が飛び出して攻撃に厚みをもたらす。攻守で運動量が豊富だったし、球際もよく戦っていた。“気迫”でもぎ取った勝利と言えるだろう。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 6
T・アウベスのシュートを防いだ22分のセービングは見事。果敢な飛び出しでも何度もピンチを防いだ。

DF
13 北爪健吾 7
最終ラインから何度も飛び出し、いくつものアタックに関与。右サイドの攻撃を活性化させた。75分には古賀からフィードをダイレクトでボレー。相手GKに防がれたがCKを獲得し、そのセットプレーが決勝点につながった。

25 大南拓磨 6
攻撃時には技術面で不安を覗かせたものの、守備では球際を激しく戦った。無失点で抑えたのだから、ディフェンス面の貢献度を評価したい。
44 上島拓巳 6
48分にはインターセプトから江坂へパスをつなぎ、チャンスに絡む。79分には一度宇佐美にかわされたが、すぐに戻ってスライディングでブロック。気合を感じるプレーだった。

4 古賀太陽 6.5
64分の大ピンチではゴール前でスーパーブロックを見せる。75分には北爪へ正確なロングフィードを送った。1対1の守備でパトリックに負けなかったシーンも。

20 三丸 拡 6.5
34分のシュートミスは残念だったが、ゴール前まで走った積極性は称えたい。その他にも左サイドを攻略する場面が何度もあり、また75分にはふんわりしたクロスを上げて決勝点に絡んだ。
 
MF
26 椎橋慧也 6(69分OUT)
中盤でバランスを取る。パスを受ければなるべく逆サイドに展開するようにしていたのは称えられる。おかげで攻撃が上手く循環していた。

33 仲間隼斗 6.5
中盤でよく走って味方をサポートし、多くの攻撃に関わった。ネルシーニョ監督も「攻守において重要な役割を担ってくれた」と賛辞を送るほどの出来だった。
MF
11 マテウス・サヴィオ 7(86分OUT)
推進力あるドリブルで攻撃に迫力をもたらす。34分のカウンターでは創造性あるヒールキックでチャンスに絡んだ。50分には相手を次々とかわす圧巻の単独突破も披露した。

MAN OF THE MATCH
10 江坂 任 7.5
右サイドで攻撃の起点となり、北爪の飛び出しをよく活かした。また38分に三丸へ供給した超絶スルーパスは鳥肌もの。ひとつひとつのプレーが別格で、チャンスの中心には必ず10番がいたと言っても過言ではない。決勝点の大谷も素晴らしいが、90分トータルで見れば10番がMOMに値する。

FW
9 クリスティアーノ 6
ボールロストや決定機逸も目についたが、1トップで負荷が大きく、対峙した昌子に苦しめられた割には奮闘した印象。前線からのプレスもこなしたし、ポストプレーで起点を作れた場面も多々ある。
交代出場
MF
7 大谷秀和 7(69分IN)
76分、CKからの流れでこぼれ球にいち早く反応し、左足を振り抜く。ミートしなかったようにも映るが、「みんなの思いが乗り移ったゴール」と本人が言うとおりの得点だった。苦しむチームを救ったのは、やはり頼れるキャプテンだ。

MF
39 神谷優太 ―(86分IN)
87分には右サイドでテクニックを生かしてボールをキープしていた。

監督
ネルシーニョ 7
手堅く5バックで入った采配が奏功し、無失点勝利をもたらす。また前日のミーティングでは「強い口調で」(大谷)檄を飛ばしたようで、発破をかけたおかげで選手たちはよく戦っていた。
【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
全体的に守備は堅かったし、チャンスも作った。ただ、気持ちの強さでは相手に上回られていた印象で、勝負を分けた差は球際の強度と走力だった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
結果的に1失点して敗れたとはいえ、好セーブの回数は多い。失点シーンもブラインドによりボールが見えづらくて反応が遅れてしまったのではないか。クリーンシートなら「6.5」を与えられる出来だった。

DF
27 髙尾 瑠 5
攻撃時のポジショニングに迷いがあった印象で、実際に周囲の味方から立ち位置を修正される声も聞こえた。良い守備もあったが、対峙したM・サヴィオへの対応にも苦労していたシーンのほうが多かった。

5 三浦弦太 5.5
エアバトルで競り合い、ハイボールをよく撥ね返した。55分にはクリスティアーノとの1対1でスライディングブロック。ただ、攻撃時のビルドアップではややテンポが遅れていた場面もある。
3 昌子 源 6
局地戦の強さはさすが。クリスティアーノとのマッチアップでは、フィジカルと駆け引きの両面で上回る。カバーリングも素早かった。38分の身体を張った守備もファインプレー。1失点で敗戦でも、良いディフェンスが多かった。無失点に抑えられれば「6.5」と評価したくなるパフォーマンスだった。

24 黒川圭介 5(80分OUT)
北爪の飛び出しと江坂の巧みなプレーに翻弄されたか。50分にはM・サヴィオに突破され、75分には北爪に背後を取られてピンチを招く。1対1の守備対応も寄せる距離が甘いディフェンスが目についた。

MF
6 チュ・セジョン 6.5
正確無比なロングキックは圧巻。ほとんどのボールがピンポイントだった。34分にはL・ペレイラへ、64分には倉田へ絶妙なスルーパスを通す。負けても高評価できるパフォーマンスだった。

29 山本悠樹 5.5(63分OUT)
チュ・セジョンとの関係性を意識したのか、この日は高めのポジショニングでボールを呼び込んだ。だが攻撃で目立ったプレーを披露できていない。
MF
10 倉田 秋 6(77分OUT)
7分には左サイドを突破し、L・ペレイラのチャンスを演出。64分にはチュ・セジョンのパスに抜け出して宇佐美の決定機も作り出した。得点につながらなかったのが残念。

32 チアゴ・アウベス 6(63分OUT)
22分、巧みなターンからカットインし、際どいミドルシュートを放つ。その後もドリブルで仕掛けてファールを誘うなど、相手に脅威を与えていた。

FW
9 レアンドロ・ペレイラ 5(HT OUT)
7分には倉田のクロスに合わせるも、シュートはミートせずにチャンスを逃す。一時はベンチに向けて何か激高している姿もあり、フラストレーションを溜めているようにも見えた。

18 パトリック 5.5
ピンチを防いだ26分のプレスバックは称賛に値。ポストプレーでも貢献していた。ただ、献身的なプレーに忙殺された影響からかゴール前の迫力には欠いた。
交代出場
FW
39 宇佐美貴史 5.5(HT IN)
パトリックとの補完性を意識しながら攻撃を活性化。だが、51分のカウンターからのシュートはわずかに枠を外れ、64分と78分の決定機も相手DFにブロックされた。

MF
15 井手口陽介 5.5(63分IN)
要所で鋭いボール奪取を見せつけたものの、オープンな展開で間延びしていた影響もあってか、ストロングポイントを出せる場面は限られた。

MF
8 小野瀬康介 5(63分IN)
右サイドで攻撃に関与したがチャンスメイクまではできず。失点シーンでの三丸へのプレスはやや甘さがあったかもしれない。

MF
14 福田湧矢 ―(77分IN)
最終盤は左SBに入る。86分のドリブル突破は相手DFの大南に防がれた。

FW
20 一美和成 ―(80分IN)
82分には最前線で空中戦に勝ち、宇佐美へボールをつなぐ。チャンスを演出した。

監督
宮本恒靖 5
宇佐美が入った後半は前線が上手く循環していたが、パトリックとL・ペレイラの2トップが機能していなかった前半がもったいない。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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