見どころ・戦評
[J1リーグ10節]C大阪1-0浦和/4月18日(日)/ヤンマー
【チーム採点・寸評】
C大阪 6
内容では浦和に上回られながら、セットプレーからの決勝点で4試合ぶりの勝利を手にした。圧倒された前半の戦いは課題ばかりだが、後半開始から投入されて流れを呼んだ中島や山田の活躍は、今後への好材料となった。
【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 6.5
45分に小泉のミドル、68分に関根のシュートをセーブ。安定感があり4試合ぶりの完封に大きく貢献。
DF
2 松田 陸 6
立ち位置を変えてくる明本、山中の対応に苦しんだ印象。それでも、後半は山田と連係して立て直した。
3 進藤亮佑 6
前半は最終ラインが低くなりバイタルエリアを使われたが、スタメン起用をされ始めてから、ようやく初勝利を掴んだ。
33 西尾隆矢 6.5
序盤は翻弄される場面もありながら、ゴール前では身体を張った。前節のオウンゴールの悔しさを晴らした。
MAN OF THE MATCH
14 丸橋祐介 6.5
開幕から調子が上がらないことが気がかりだったが、決勝点となる今季初ゴールをマーク。清武に代わって主将を務めた後半のパフォーマンスは良くMOMに選出。
MF
18 西川 潤 5(HT OUT)
坂元の離脱により先発起用が続くも見せ場なし。2試合連続となる前半のみでの途中交代。
25 奥埜博亮 6.5
劣勢の中で運動量が際立った。13km超えの走行距離で中盤の守備を支え、時に前へ出て決定機を演出。
MF
5 藤田直之 6
組み立て時に相手のプレスに苦しむ場面もありながら、中央の守りを締めて完封に貢献。
10 清武弘嗣 5.5(HT OUT)
必死にボールをキープして打開を図ろうとするも不完全燃焼。今季最短となる前半のみでの途中交代。
FW
32 豊川雄太 5.5(87分OUT)
前半は完全に沈黙。65分に放ったミドルは西川に阻まれ、これで7試合連続ノーゴールとなった。
20 大久保嘉人 5.5(82分OUT)
51分にミドルを放ち、77分には中島へのクロスで好機を演出。ただ、やはりゴール前で勝負したい。
交代出場
FW
34 山田寛人 6.5(HT IN)
西川に代わって右MFに入り、縦への推進力で攻撃を活性化。攻守にアグレッシブなプレーでチームに勢いをもたらした。
MF
28 中島元彦 6.5(HT IN)
鋭いボールを蹴ったCKから決勝点が生まれた。小気味良いプレーでチャンスに何度も絡み、85分の決定機を仕留めていれば、なお良かった。
FW
29 加藤陸次樹 -(82分IN)
サイドでのボールキープなどは良かったが、終了間際に迎えたGKとの1対1は絶対に決めたかった。
MF
40 松本泰志 -(87分IN)
前節は左MFで、今節はFW。本職ではないポジションでの起用が続くも、前線で巧みなキープもあった。
監督
レヴィー・クルピ 6
固定するスタメンで臨んだ前半は厳しすぎる内容だったが、ハーフタイムの2枚替えが功を奏した。
【チーム採点・寸評】
浦和 5.5
序盤は“いつゴールが入るのか”と思えるほどC大阪を圧倒。ただ、良い流れの時間でゴールを奪えず、セットプレーから均衡を破られて3試合ぶりの失点。チームとしての完成度が徐々に高まる一方、決定力不足という課題を露呈して連勝は「3」でストップした。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
終盤はビッグセーブもあったが、3試合連続完封はならず。J1通算500試合目を勝利で飾れなかった。
DF
8 西 大伍 5.5
決勝点の場面では丸橋に寄せきれなかった。80分には柔らかいクロスで決定機を演出。
4 岩波拓也 5.5
チャンスを与えなかった前半から一転、ややオープンな展開になった後半は苦戦。決勝点はゴールライン上で防ぐことはできなかった。
5 槙野智章 6
岩波とともに最終ラインを高く保ち、51分には関根へ高精度のフィード。1点を追う終盤は前線へ。
6 山中亮輔 6
5分に通した左クロスなど、高精度のキックで好機を演出。後半は途中出場の山田にケアされて見せ場は少なかった。
MF
41 関根貴大 5.5
西のクロスに飛び込んだ80分のヘディングは仕留めたかった。68分にもゴール前でシュートを放ったがGKに止められた。
29 柴戸 海 5.5
相手を押し込んだ前半はカバーリング能力の高さを発揮。後半に入ってからは中盤のスペースを使われた。
MF
17 伊藤敦樹 6(HT OUT)
ダブルボランチの一角としてボールを奪いきる強さを見せていた。前半のみで途中交代。
15 明本孝浩 6
左サイドを中心に序盤から技術の高さを発揮したが、49分の決定機で放ったシュートは枠外。
FW
18 小泉佳穂 5.5
前線に入った前半は、より積極的にシュートを打っても良かったか。後半はボランチで攻撃の起点にはなった。
9 武藤雄樹 5.5(84分OUT)
流動的な動きで序盤からチャンスに絡みながら結果的に不発。69分に右クロスで決定機を生んだが、最前線だけにゴールという結果が欲しい。
交代出場
FW
30 興梠慎三 5.5(HT IN)
後半開始から投入され、巧みなポストワークはさすが。ただ、69分のヘディングは決めたかった。
FW
14 杉本健勇 -(84分IN)
古巣との対戦で高さ、ポストの強さは見せたものの、後半アディショナルタイムの右足シュートはミートしきれず。
監督
リカルド・ロドリゲス 5.5
後半開始からターゲットになりやすい興梠を投入。決定力を高めたかったが、一方で流動的な攻撃は少なくなった。
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