見どころ・戦評
[J1第11節]札幌2-1仙台/4月24日/札幌厚別公園競技場
【チーム採点・寸評】
札幌 6.5
前半は動き出しが少なく低調なパフォーマンスとなってしまっていたが、後半に良い形から同点にすると、そこから勢いづいた。最終的にはジェイの見事なヘッドで決勝点を奪い、白星を掴んだ。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 6
ポストに助けられた場面などもあったが、試合全体を振り返れば難しい試合の中でチームを後方から支えていた。
DF
2 田中駿汰 6.5
3バック中央に配置され、パス出しも含めてハイパフォーマンスとまではいかずとも、セーフティに手堅くしのいだ。
DF
50 岡村大八 5.5(68分 OUT)
身体を張ったプレーで戦っていたが、攻撃時にサイドに張り出した場面ではうまくリズムに乗り切れず。
DF
5 福森晃斗 6
失点には絡んだが、サイドを狙う相手のプレーに対して粘り強く対応した。決勝点となったジェイのヘッドもこの選手の精度の高いCKから。
MF
9 金子拓郎 6.5
スピード溢れる仕掛けで存在感を示していた。内側に切り返すばかりでなく、縦に仕掛けて相手を振り切る場面も。
MF
4 菅 大輝 6(68分OUT)
この選手が攻めに出たあとの裏を狙われていたようにも見えたが、献身的なプレーで粘り強く対応していた。
MF
6 高嶺朋樹 5.5(HT OUT)
個人では積極的に動き出そうとしていたが、周囲とうまく噛み合わず。戦術的な理由もあるが、前半で退いた。
MF
10 宮澤裕樹 6(68分OUT)
後ろに重く、中盤で相手にスペースを与えていたが、最終ラインのサポートはできていたので評価が難しいところ。
MF
14 駒井善成 5.5
前半から動き出しを見せて攻撃の活性化を試みていた様子だったが、周囲と連動することができなかった。
MF
18 チャナティップ 6.5(90+2分OUT)
高いキープ力はさすが。後半途中からポジションを少し下げたが、マイボールを失うことがなくチームを安定させることに。
FW
11 アンデルソン・ロペス 5.5
球際で駆け引きをしていたようにも見えたし、感情的になっているようにも見えた。相手の厳しいマークに手を焼いた。
途中出場
MAN OF THE MATCH
FW
35 小柏 剛 7(HT IN)
得点が求められる状況で投入され、見事にそれに応えてJ1初ゴール。試合の流れを変えた。その後は左サイドに回って守備でも貢献した。
FW
48 ジェイ 7(68分IN)
後半途中から投入され、持ち前の高さ、そして強さ、精度を発揮して決勝弾。MOMとも評せる勝負強さだった。
MF
27 荒野拓馬 6(68分IN)
持ち前のアグレッシブさで幅広く動いてボールに関わっていたが、スピード感や勢いといったところはまだこれからか。
FW
33 ドウグラス・オリヴェイラ 6.5(68分IN)
胸トラップでの納めを見せたり、勢いのあるプレスバックを見せたりと献身性のあるプレーぶりは好印象。
DF
3 柳 貴博 ―(90+2分IN)
出場時間が短かったが、逃げ切りに貢献した。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
常に結果論になってしまうのだが、この試合では途中投入の選手による得点で逆転勝利。好采配で4試合ぶりに白星を得た。
[J1第11節]札幌2-1仙台/4月24日/札幌厚別公園競技場
【チーム採点・寸評】
仙台 5.5
前半は先手を取り、先制点を奪ってからもブロックを敷いてうまく試合を進めていたが、そこから好機を決められず。後半は同点に追いつかれてからペースを奪われ、最終的にはリスタートからねじ込まれた。
【仙台|採点・寸評】
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 6
全体的には安定したプレーぶりでチームをうまくコントロールしていた。それだけに逆転負けは悔しいところ。
DF
25 真瀬拓海 6(71分OUT)
シンプルなクロスから先制点を見事にアシストも、その後は少し守備意識が強まってしまったか。
DF
16 吉野恭平 6
パス配給も含め、総じて特長をある程度発揮していたように映る。後半、守勢に回ってしまったところは課題だろう。
DF
13 平岡康裕 6.5
相手のA・ロペスにしっかりと対応。ゴール前の難しい場面でも落ち着いたプレーを見せていた。経験値は示していた。
DF
14 石原崇兆 6
突破される場面もあったが、逆にこの選手からうまく組み立てた場面も。決して悪いプレーぶりではなかっただけに、残念な逆転負け。
MF
6 上原力也 5.5
致命的ではなかったものの、イージーなミスが時折見られた。前に出ていく姿勢は悪くなかったのだが。
MF
8 松下佳貴 6
素早い横パスで相手を揺さぶるなど、持ち味である配給力を見せていた。ただし、複数得点へ導くことはできず。
MF
26 加藤千尋 6.5(63分OUT)
クロスに対して相手守備陣の前にうまく入り込んで先制点をゲット。21日のルヴァンカップに続く得点はリーグ戦初ゴール。
MF
20 マルティノス 5(63分 OUT)
攻守にわたって献身的なプレーを試みていたようだが、相手の脅威にはなりきれず。動きが悪かったわけではないのだが。
FW
15 西村拓真 6(82分OUT)
無得点だったものの、この選手の縦への意欲はやはり相手守備陣を常に揺さぶっていたように見えた。
FW
11 赤﨑秀平 5.5(82分OUT)
広く動いて攻撃に厚みをつけるべくパスを呼び込んでいたが、そこから先のプレーへとうまくつながらなかった。
途中出場
DF
4 蜂須賀孝治 6(63分 IN)
ベンチとしてはこの選手の投入でサイド攻撃をより強めたかったはず。ただし、惜しい形は見られたが、得点にはつながらず。
FW
32 氣田亮真 5.5(63分IN)
蜂須賀と同時投入され、攻撃に勢いをつけたかったが、良い形で攻撃に関与する回数はあまり多くなかった。
DF
5 アピアタウィア久 5(71分IN)
投入時に3バックへ変更。相手のジェイを封じるための投入でもあったが、自身のパフォーマンス云々よりもジェイが見事だった。
FW
19 皆川佑介 ―(82分IN)
敵地で勝点3の獲得を目論むべく前線に投入されたが、シュートが打てないまま試合が終わった。
MF
18 中原彰吾 ―(82分IN)
古巣とのアウェーゲームでモチベーションは高かった様子だが、良い形でボールを受けられなかった。
監督
手倉森誠 5
同点にされてから積極的に策を打っていったところは経験値を感じさせた。内容も向上している印象だが、勝利が欲しかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストweb編集部
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