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J1 第12節

5月2日(日) 14:03 Kick off

昭和電ド

1 - 0

大分

  • 1-0
  • 0-0
試合終了

清水

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】大分=なし 清水=権田(終了後)<br />
【退場】大分=なし 清水=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】町田也真人(大分)


[J1リーグ12節]大分1-0清水/5月2日(日)/昭和電ド

【チーム採点・寸評】
大分 6.5
球際、切り替えの速さで上回り、主導権を握った前半にセットプレーから先制。後半は押し込まれる時間が増えたが、連動した守備と全員の身体を張ったブロックで、虎の子の1点を守り切った。7連敗のトンネルを脱出。

【大分|採点・寸評】 
GK
22 ポープ・ウィリアム 6
ゴールキックは不安定でサイドを割る回数は多かったが、試合終盤は相手のパワープレーに対し冷静に対処した。

DF
2 香川勇気 6
右サイドとのバランスを保ちながら機を見て攻撃参加。16分の逆サイドのクロスのこぼれ球は枠内に入れたかった。

3 三竿雄斗 6
相手2トップに対し、ボールを持った瞬間に激しく当たり、決定機を作らせなかった。守備に重きを置き、攻撃は自重した感じ。

4 坂 圭祐 6
相手のパワープレーに対してラインを下げず、怯むことなく空中戦で劣勢になることはなかった。攻撃では得意のフィードで大きな展開で後方支援した。

15 小出悠太 5.5 (89分OUT)
前後半で対面の選手が代わるなか球際で負けなかった。インターセプトからのオーバーラップは迫力があった。
 
MF
6 小林裕紀 6
前線と最終ラインの間を埋め、バランスを崩さず、リスク管理も徹底。セカンドボール回収率は非常に高かった。

7 松本 怜 6 (74分OUT)
サイドで攻撃を組み立て、コンビネーションで崩すシーンも多かった。守備でも1対1で優勢に立った。

8 町田也真人 6.5
相手の嫌なポジションに立ち、崩しの形を作った。2試合で3得点と得点力の高さも示している。


MF
11 下田北斗 6.5
豊富な運動量でボールのあるところに常に顔を出した。先制点のCKは精度の高いボールを送った。

25 小林成豪 5.5 (68分OUT)
先制点の前のプレーではGKとDFの間を通すクロスで決定機を作り、勢いを持ち込んだ。

FW
20 長沢 駿 6.5
絶対的な高さで起点となり、2次、3次攻撃へとつなげた。先制点の場面もDFを引きつけて町田のゴールを呼び込んだ。
 
交代出場
FW
16 渡邉新太 5.5 (68分IN)
攻め込まれる時間が長かったため守備の時間が長かったが、前線からボールを追い、貪欲にゴールを狙った。

DF
5 福森健太 5.5 (74分IN)
逃げ切りの場面で登場。相手の活性化した左サイドからの攻撃を食い止め、得点を与えなかった。

DF
14 エンリケ・トレヴィサン ― (89分IN)
3トップにした相手のパワープレーに高さとパワーで対抗し、気合いの入ったクリアを見せた。

監督
片野坂知宏 6
2017年から続いた宿敵ロティーナとの名将対決で初勝利。チームも連敗が止まり、こぼれ落ちた涙が苦悩の日々を物語った。
 
【チーム採点・寸評】
清水 5.5
6戦未勝利。組織的な守備は機能したがゴールが遠かった。終盤のパワープレーは可能性を感じさせた。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
37 権田修一 6
ファインセーブを見せるもセットプレーの1点に泣いた。アディショナルタイムでは前線に残り、得点を狙った。

DF
2 立田雄悟 5.5
長沢とのエアバトルでは劣勢になったが、90分通して大きなミスはなかった。

50 鈴木義宜 6
初めての古巣との対戦だったが、淡々とそつなくプレー。カバーリングは秀逸で変わらない安定感を見せた。
 
18 エウシーニョ 6
後半は攻撃的なプレーが多く、64分には右サイドからドリブルで横断して決定機を作った。

21 奥井 諒 6 (87分OUT)
大分のストロングサイドの対処に苦慮。崩される場面はあったが、サイドからの得点は許さなかった。

MF
13 宮本航汰 5.5
献身的に動き回り、全体のバランスを保ったが、脇のスペースを町田にいいように使われてしまった。

17 河井陽介 5.5 (61分OUT)
相手のシャドーとボランチを捕まえきれず、前半は大分に主導権を握られる時間を作った。
 
MF
20 中村慶太 6 (87分OUT)
交代を機にサイドからボランチにポジションを移し、パスを出し入れすることでリズムを作った。

11 中山克広 5.5 (71分OUT)
ボールを持つ時間が少なく、エウシーニョの攻撃を引き出せなかった

FW
23 鈴木唯人 5.5 (61分OUT)
チアゴとポジションを自由に入れ替えながらゴールに迫ったが迫力に欠けた。

9 チアゴ・サンタナ 6
前線で身体を張って起点となり、ファーストディフェンダーとしても精力的に動き回った。
 
交代出場
MF
16 西澤健太 6 (61分IN)
後半途中からの出場となったが奥井とともに左サイドを活性化し、大分のサイド攻撃を封じた。

FW
14 後藤優介 5.5 (61分IN)
反撃の切り札として登場。75分には西澤のクロスを折り返すアイデアは良かったが共有できずに不発。

FW
27 指宿洋史 5.5 (71分IN)
前線のターゲットとなり攻撃を明確にした。終盤はパワープレーで驚異を与え続けた。

DF
5 ヴァウド ― (87分IN)
パワープレー要員として3トップの一角に入り、競り合いで持ち味は出した。

DF
21 福森直也 ― (87分IN)
後方から質の高いフィードを送り込みたかったが、時間が少なく、ボールに触れる機会も少なかった。

監督
ロティーナ 5.5
守備は手堅く、適材適所の交代で攻撃の強度を上げたが、ゴールを揺らすことはできなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●柚野真也(フリーライター)

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