dmenuスポーツ

J1 第14節

5月15日(土) 16:03 Kick off

三協F柏

0 - 4

  • 0-3
  • 0-1
試合終了

FC東京

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】柏=なし FC東京=髙萩(53分)、小川(57分)、東(81分)<br />
【退場】柏=なし FC東京=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】アダイウトン(FC東京)


[J1リーグ14節]柏 0-4 FC東京/5月15日/三協フロンテア柏スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
柏 4
指揮官が「頭が真っ白になっていた印象も受けたほど」と嘆いた立て続けの3失点は大きなマイナス評価。後半の反撃は勢いがあったが、逆に背後を突かれて失点を重ねた。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 4
2、4失点目は数的不利のためノーチャンスだが、1、3失点目はアダイウトンに浮き球で欺かれた。結果的に悔しい4失点に。

DF
25 大南拓磨 3.5
11分にはアダイウトンにワンタッチで剥がされてアシストを許すと、17分と18分にはまたしてもアダイウトンに今度はゴールを奪われる。マッチアップした助っ人FWに完敗し、何度も自身のサイドから崩されていた。

5 エメルソン・サントス 3.5(HT OUT)
17分、リアクションがわずかに遅れて髙萩に背後を取られ、その流れでゴールを許した。一つひとつの守備が雑で、カバーリングの意識も希薄。3バックの中央を任せられるパフォーマンスではなかった。

4 古賀太陽 4.5
1失点目は、得点者のD・オリベイラを誰がマークするのか微妙だったが、いずれにせよE・サントスとのコミュニケーションは必要だっただろう。攻撃時の縦パスは相変わらず上手かった。
MF
31 イッペイ・シノヅカ 4(HT OUT)
ボールを受ければドリブル突破を試みたものの、対峙した小川に何度も防がれた。効果的なプレーはあまり多くなかった。

26 椎橋慧也 4.5(67分OUT)
ボランチのパートナーがドッジに代わり(前節は仲間)、中盤のバランスを取れず苦労していた。味方との連係がままならい影響もあり、相手にも振り回されていた。

22 ドッジ 4.5
技術は申し分なく、攻撃時は潤滑油になれていた。しかし、高めのポジショニングが仇となり、バイタルエリアには広大なスペースが……。守備の貢献度は低かった。

20 三丸 拡 4.5
左サイドをよく駆け上がったが、ハードな相手ディフェンスに苦しんだ。何度か打ち込んだクロスは、ズレていたボールのほうが多かった。
MF
33 仲間隼斗 4.5
シャドーでリンクマンとして働きつつ、7分にはミドルシュートを狙う。ただ、17分には中盤で球際を戦った際のミスキックが、そのまま髙萩へのスルーパスになってしまった。

10 江坂 任 4.5(76分OUT)
立ち上がりからミスが散見され、次第にリズムを失ったか、好調時と比べると前半の存在感は薄かった。ただ、後半はやや復調し、50分には秀逸なループシュートも。

FW
29 アンジェロッティ 4.5(76分OUT)
プレッシングとポストプレーで貢献しようとした意識は垣間見えたが、マッチアップした渡辺や森重にことごとく競り負けた。前線で起点を作れなかったのは手痛かった。
交代出場
FW
35 細谷真大 5.5(HT IN)
前線でボールを呼び込み、積極的にドリブルを仕掛け、75分には左足で強烈ショットを放つ。反転攻勢に出た後半、攻撃の中心になっていた。

DF
24 川口尚紀 5.5(HT IN)
58分、敵陣深くに侵入し、際どいシュートを見舞う。前半は低調だった右サイドのオフェンスを活性化させた。

MF
7 大谷秀和 5(67分IN)
ゲームの流れを意識しながらプレーしていたように見えたが結果にはつながらず。85分のヘディングも枠の外に。

MF
39 神谷優太 ―(76分IN)
ドリブルを仕掛けるチャレンジ精神は見せたものの、敵のハードなディフェンスに防がれた。

FW
19 呉屋大翔 ―(76分IN)
80分にはカウンターのチャンスで右サイドの裏へ抜け出し、切り返しから左足でシュートを放つも、相手DFに弾かれた。

監督
ネルシーニョ 4
アンジェロッティ、ドッジ、E・サントスの先発起用は結果的に失敗だっただろう。前線に起点がなく、センターラインの守備は緩くなっていた。後半はシステム変更で反撃に出たが、ゴールは生まれず、逆に失点を重ねた。
【チーム採点・寸評】
FC東京 7
11分の先制点から一気に畳みかけて3点を奪う。後半は相手が前がかりになった裏を突いて追加点。ピッチに立った11人が球際をよく戦い、走力でも敵を上回った。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 6
コーチングの声が響き渡り、飛び出しやセービングも安定していた。27分には仲間のシュートを冷静に弾く。

DF
14 内田宅哉 6
73分にはゴール前に走り込み、バーを叩く際どいシュートを放つ。田川のサポートも受けつつ、守備もそつなくこなした。

4 渡辺 剛 6.5
マッチアップしたアンジェロッティをことごとく潰す。相手FWに起点を作らせなかったおかげでチームに流れが傾き、前半のゴールラッシュにつながったとも見て取れるだろう。
3 森重真人 6.5
CBの相棒、渡辺がエアバトルをよく戦っていた反面、最終ラインのコントロールに徹していた印象。もちろん競り合う場面があれば、相手FWに負けていなかった。

6 小川諒也 6
57分にミスから不用意な警告を受けたのはもったいなかったが、1対1のディフェンスではほとんど負けていなかったのは大きい。

MF
21 青木拓矢 6
安部とのバランスを意識しつつ、バイタルエリアを常に埋めていた。目立たない働きだが、危険なエリアをケアしていたのは見逃せない。

31 安部柊斗 6.5
11分、中盤でセカンドボールにいち早く反応し、左サイドのアダイウトンに展開。そこから貴重な先制ゴールにつながった。
27 田川亨介 6(86分OUT)
30分のピンチで全速力で戻り、三丸のシュートを防いだディフェンスはファインプレー。攻撃は迫力不足も、守備の貢献は称えられる。

8 髙萩洋次郎 7
17分に敵の背後を取り、相手GKとの1対1になると、冷静に左のアダイウトンにボールを流してアシスト。直後にも秀逸なヒールキックパスでアダイウトンの得点を演出した。

MAN OF THE MATCH
15 アダイウトン 7(67分OUT)
11分、安部のパスに反応し、見事なファーストタッチで対峙した大南を振り切ると、ループパスでD・オリヴェイラの得点をアシスト。17分には髙萩のパスに反応して追加点を挙げ、直後にもドリブルシュートでダメ押し弾を決める。個の力で一気阿世に勝負を決めた。文句なしのMOMだ。

FW
9 ディエゴ・オリヴェイラ 6.5(67分OUT)
アダイウトンのループパスを押し込み、序盤に貴重な先制ゴールをゲット。ポストプレーヤーとしても機能していて、一つひとつプレーにもキレがある印象だった。
交代出場
FW
11 永井謙佑 6.5(67分IN)
俊足を生かしつつ前線で起点となる。73分にはタメを作ってから内田の決定機も演出。試合終了間際には裏に抜け出して三田の得点をお膳立てした。

MF
10 東 慶悟 6(67分IN)
目立った働きはなくとも、3-0の展開のなかで時間を作ろうとした機転の利くプレーは好印象だった。

MF
7 三田啓貴 6.5(86分IN)
試合終了間際に永井へ絶妙スルーパスを送り、そのまま足を止めずにゴール前に走ると、リターンパスを押し込んでネットを揺らした。

監督
長谷川健太 7
ハーフタイムには「悔しい1か月を絶対に忘れるな。ここで受けて立ったら何も残らない。残り45分、その悔しさをすべてぶつけよう」と話してチームを引き締め、無失点でゲームを終わらせ、かつ終盤には追加点ももたらした。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

SOCCER DIGEST WEB

競技一覧

アプリアイコン

Jリーグ各クラブの最新情報はアプリで!

外観

競技一覧 速報中
トップへ戻る