見どころ・戦評
[J1リーグ16節]札幌0-0鳥栖/5月26日(水)/札幌ドーム
【チーム採点・寸評】
札幌 6.5
前半は前線の選手の守備連係が不十分だったが、後半は選手交代によって比較的円滑に。試合全体としてボール保持をする局面が多く、好機も作っていた。ただし、やはりエースのA・ロペス欠場が響いたか。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 6.5
前節に続いての無失点。ビルドアップにも積極的に関わり、ミスもなく安定していた。
DF
2 田中駿汰 6.5
良い意味で守備時に目立った場面があまりなかった。要するに問題なく対応できていたということだろう。
MAN OF THE MATCH
10 宮澤裕樹 6.5
ボール保持のシーンではしっかりとリスクマネジメント。相手ボール時には的確な読みを見せ、空中戦も慌てずに対応し、好パフォーマンスを披露した。
5 福森晃斗 5.5(74分OUT)
高さのある選手が少なかったこともあるが、リスタート時に良いボールを配給することができず。
MF
9 金子拓郎 6.5
スピード溢れる突破で右サイドから何度も相手守備陣を脅かす。攻撃の中心を担っていた。
8 深井一希 6(88分OUT)
守備時には簡単に外されてしまう場面もあったが、攻撃時にはスペースへの飛び出しでアクセントつけた。
6 高嶺朋樹 6.5
相手の細かなビルドアップに対して、身体を張った守備で対応。この選手が中盤での網として動き回っていた。
4 菅 大輝 6(80分OUT)
見事なシュートを叩き込んだものの、残念ながらVARによって取り消しに。勝負強さの片鱗を覗かせた。
MF
14 駒井善成 6(74分OUT)
好機でシュートを外してしまったが、それ以外のところでは献身的なプレーぶりで存在感を見せていた。
35 小柏 剛 6
前半の逸機は痛恨だったが、ハイスピードなドリブル、フリーランニングは相手の脅威をとなっていた。
FW
48 ジェイ 5(HT OUT)
立ち上がりから守備で消える場面が続き、それが理由かどうかは分からないが、前半で退いてしまった。
交代出場
MF
28 青木亮太 6(HT IN)
後半からシャドーのポジションで登場。テクニカルなボールタッチで攻撃に新たなリズムを作った。
MF
7 ルーカス・フェルナンデス 6.5(74分IN)
独特のボールタッチで相手守備に対して常に先手を取り続け、さすがの切れ味を見せ続けていた。
MF
27 荒野拓馬 6(74分IN)
積極的にボールサイドに寄っていく動きは、チームに勢いを生んだ印象がある。
DF
50 岡村大八 ―(88分IN)
プレー時間は短いも、しっかりと無失点ドローに貢献した。
DF
33 ドウグラス・オリヴェイラ ―(80分IN)
目立った場面はあまりなく、相手に脅威を与えることができず。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
A・ロペスの不在は痛かったが、内容としては上々の戦いぶりができていたと評していいはずだ。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
鳥栖 6
中3日というタイトなスケジュールが影響したか、攻撃のスピードアップが十分にできなかったが、敵地での勝点1獲得は悪くないはず。過密日程をうまく乗り切っているとも評せるだろう。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
40 朴 一圭 6
相手に圧力をかけられながらも、とくに苦にせずビルドアップを行なった。守備も安定しており、チームを支えた。
DF
20 ファン・ソッコ 6
相手のスピードには後手に回るも、それ以外はしっかりとプレー。好フィードも前方へと送っていた。
3 エドゥアルド 6
中野伸との間のスペースを狙われた感はあった。ただ、最終ラインでパワーのあるプレーと落ち着いた繋ぎでチームをコントロールしていた。
47 中野伸哉 6(78分OUT)
前半はボールウォッチャーになってしまうこともあった。相手のスピーディな仕掛けに手を焼いたが、それでも慌てることもなく、冷静に身体を張り続けていた。
MF
24 飯野七聖 5.5
うまくフリーになってパスを受けていたが、そこからのプレーにはアイデアと精度が不足していた。
22 小屋松知哉 5.5(78分OUT)
左サイドから好機を窺っていたが、山下らとの距離が開いてしまい、良い形でフォローをすることができなかった。
41 松岡大起 6.5
中盤で鋭くセカンドボールを拾い、狭いエリアも素早く通して攻撃を展開していった。チームをうまくコントロールした。
44 仙頭啓矢 5.5
その位置取りによってチームとしての攻守のバランスが変動したが、なかなか前傾姿勢へと持ち込めなかった印象。
FW
10 樋口雄太 5.5
山下と連動して攻め込みたかったが、ボールを持った際の選択肢があまり多くなく、連動できるだけの厚みを作れなかった。
23 本田風智 6(58分OUT)
パスコースを作る動きを繰り返しており、出し手となる後方の選手にとってはありがたかったはず。動き出しのセンスも見せた。
9 山下敬大 6(59分OUT)
個人で得点を奪い切れる力があるため、相手の守備陣の注意を引き付ける働きはできていた。できれば得点が欲しかったが、プレー内容は及第点だ。
交代出場
FW
8 林 大地 6(59分IN)
良い形でボールが入って来ず、ゴールに直結するプレーはできなかった。ただし、この選手のパワー、推進力には札幌も臆していた印象。
MF
31 大畑歩夢 ―(78分IN)
プレー時間が多くなく、数字に残る結果は出せなかったが、試合の流れに乗ってしっかりとプレーした。
MF
27 相良竜之介 ―(78分IN)
前線に良いボールを供給して、好機演出を狙ってはいた。プレー時間がもう少し欲しかったか。
FW
33 ドゥンガ ―(85分IN)
こぼれ球に対しての寄せが早く、可能性を感じさせるプレーは表現できていた。
監督
金 明輝 6
チームのパフォーマンスが良かったわけではないが、過密日程のなかで勝点を得たのはチームとして好材料。総合力の高さも感じる出来だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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