見どころ・戦評
[J1リーグ16節]広島2-2浦和/5月26日(水)/エディオンスタジアム広島
【チーム採点・寸評】
広島 6
先制を許してもハイネルのスーパーゴールで追いつき、その後は相手を上回る内容を見せた。2度リードされた展開でよく追い付いたが、悔しい勝点1に。
【広島|採点・寸評】
GK
38 大迫敬介 5.5
責めることのできない形の失点だったが、ピンチは少なかっただけに2失点は悔やまれる。
DF
2 野上結貴 6
積極的に攻め上がることで右サイドを優位に進める。ゴール前での守備は安定感があった。
4 荒木隼人 5
ユンカーに先制点を決められ、興梠にPKを献上。集中して対応していたが、ゴール前で勝負強さを見せられなかった。
19 佐々木翔 5.5
試合を通して危ないシーンはほとんどなかっただけに、田中に深い位置に入り込まれた先制点は悔いが残る。
MF
15 藤井智也 6.5
守備では素早く相手に寄せ、攻撃では果敢に高い位置を取り、最後までエネルギッシュに攻め上がった。
41 長沼洋一 6(58分OUT)
ビッグチャンスは創出できなかったが、藤井とともに右サイドを優勢に進めて、58分に交代した。
30 柴﨑晃誠 6(58分OUT)
ミドルゾーンでの守備では相手に自由を与えず、攻撃では右サイドで良い距離感を保って押し込んでいった。
24 東 俊希 6
ブラジル人選手たちの連係がうまくいかない場面もあったなか、よく走って攻撃に加わり、リズムをもたらした。
MF
MAN OF THE MATCH
27 ハイネル 6.5(67分OUT)
67分の比較的早い時間帯での交代とはなったが、鋭く曲がるキックでCKを直接決めて同点弾。試合を通してエネルギッシュにプレーしていた。
14 エゼキエウ 6(76分OUT)
攻撃ではなかなか決定的な仕事は出来なかったが、前線での積極的な守備は利いていた。
FW
37 ジュニオール・サントス 6
ラストパス、フィニッシュの精度が高まらず、チームを勝利に導けなかった。ただドリブルは迫力があった。
交代出場
MF
8 川辺 駿 6.5(58分IN)
うまく試合に入れていなかった印象だが、土壇場でミドルシュートを決めてチームに勝点1をもたらす。
MF
29 浅野雄也 6(58分IN)
出場直後からダイアゴナルに動いて得点チャンスを作るも決め切れず。2試合連続でヒーローになることは叶わなかった。
MF
10 森島 司 6(67分IN)
最初はボランチに入り、茶島が入った後はシャドーへ。勝利には導けなかったが、精力的に動き回った。
MF
25 茶島雄介 ―(76分IN)
オープンな展開になったなかで勝ち越されてしまったが、チームを前へ推進して同点に貢献した。
監督
城福 浩 6
内容的にも勝ち切りたい試合だった。勝点3を奪い取る力を見せたかったが、追いつく執念は見せた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
浦和 6
思い通りにボールを運べない時間が多かったが、少ないチャンスをストライカーが仕留め、2度リードしただけに悔いの残る痛み分けとなった。
【浦和|採点・寸評】
GK
12 鈴木彩艶 5
連続無失点記録はCKを直接決められてストップ。アディショナルタイムに失点し、苦い試合となった。
DF
8 西 大伍 5.5
サイドに流れてくるブラジル人選手に対し、粘り強く対応。しかし、攻撃にはなかなか効果的に関われなかった。
4 岩波拓也 6
J・サントスのドリブルには手を焼いたが、最後まで足を動かして食らいつき、我慢強く守っていた。
5 槙野智章 6
左サイドのカバーに出る場面も多かったが、判断を誤ることなく広い範囲を守っていた。
15 明本考浩 5.5
前線へ上がった際は躍動感があった。ただ、攻撃の良さが出る場面よりも、守備で苦労する場面のほうが多かった。
MF
11 田中達也 6(63分OUT)
持ち味のスピードを生かせた回数は多くはなかったが、背後のスペースを突いて先制点をお膳立てした。
29 柴戸 海 5.5
よく走って危険な場所を埋め、粘り強く守った。ただ、ノッキングを起こすシーンもあった。
17 伊藤敦樹 5.5(63分OUT)
彼のリターンパスが相手のプレスの勢いを助長していた。局面を打開して攻撃に繋げることもできなかった。
MF
24 汰木康也 5.5(79分OUT)
ユンカーの足もとにクロスを通してアシストを記録も、守備の時間の長い難しい試合だった。
FW
18 小泉佳穂 5.5(89分OUT)
田中へのスルーパスで先制点を生み出すも、自分たちのペースに持っていくことはできなかった。
7 キャスパー・ユンカー 6(79分OUT)
最初のチャンスを仕留めて4試合連続得点。押し込まれる時間が長いなかでも、相手に脅威を与えていた。
交代出場
DF
6 山中亮輔 5(63分IN)
仕掛けてくる藤井への対応に苦しみ、守備の弱点が露呈してしまうことが多々あった。
MF
41 関根貴大 5.5(63分IN)
クロスを上げる場面もあったがシュートには繋がらず。もっとエネルギッシュにプレーしたかった。
FW
9 武藤雄樹 ―(79分IN)
興梠とともに前線に入って勝ち越しに成功。リードした後にうまく試合を運びたかったが……。
FW
30 興梠慎三 ―(79分IN)
相手の背後を取ってパスを受け、貴重なPKを獲得。自らしっかりと沈め、今季初得点をマークした。
MF
22 阿部勇樹 ―(89分IN)
広島の選手たちが前へ出てくる力を抑えられなかった。もっと時間をうまく使いたかった。
監督
リカルド・ロドリゲス 5.5
相手の強度の高い守備に苦しみながらも勝ち越した。しかし、逃げ切ることができずに連勝は「3」でストップ。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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