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J1 第16節

5月26日(水) 19:03 Kick off

豊田ス

0 - 1

名古屋

  • 0-1
  • 0-0
試合終了

仙台

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=木本(82分) 仙台=なし<br />
【退場】名古屋=なし 仙台=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】ヤクブ・スウォビィク(仙台)


[J1リーグ16節]名古屋0-1仙台/5月26日/豊田

【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5
試合内容としては圧倒するも、決め手を欠いてホームで“ウノゼロ”を食らった。仙台が不安定だった前半に勝負を決めたかったところで、勝負強さがゴール前に欲しかった。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
1 ランゲラック 6
失点はDFに当たる不運もあり、彼は責められない。むしろ守護神のビッグセーブがあったからこそ最後まで勝点を求めることができたところがあり、試合への影響力は絶大だった。

DF
26 成瀬竣平 5.5
試合を通じてチームの狙い通りに攻撃の起点となることはできていたが、そこから先のクオリティに物足りなさ。守備は堅かったが、決定機の演出はもっとできた試合。

4 中谷進之介 6
丸山不在でゲームキャプテンを任されており、普段以上にコーチングを増やしてチームを引き締めた。1点を追う後半には攻撃参加も増やし、仲間を鼓舞。

14 木本恭生 5.5
先制の場面は難しい対応ながらも減点対象にはなってしまう。空中戦など持ち味は見せ、中谷との連係構築も進んだことは感じさせたが、個の部分での質をもっと見せたい。

23 吉田 豊 6
失点の場面は不運な当事者に。しかし巻き返しを図る流れの中では素晴らしい攻撃参加のパワーを見せ、守備の要としての安定感も見せつけた。
 
MF
2 米本拓司 6(80分OUT)
アンカーの位置から守備をコントロールし、細かなカバーリングで守備の隙間を埋め続けた。ビルドアップにも積極的で押し上げる動きも活発。チームの心臓だった。

5 長澤和輝 5.5 (59分OUT)
インサイドハーフとして前目の位置取りで攻守に疾走。ボールの受けどころとしては良く機能していたが、3センターの流動性という点ではまだ改善点も。このポジションならばもっとシュートも欲しい。

15 稲垣 祥 5.5
普段より一つ前のポジション取りは攻撃面での貢献度も求められた。ボックス付近でのプレーは悪くはなかったが、長澤と同様にもっとゴールへのアクションが欲しかった。
 
FW
8 柿谷曜一朗 5.5(72分OUT)
マテウスと感覚をシンクロさせたようなコンビネーションが多く見られ、スピーディな攻撃の中心となったが、シュートへの積極性が欲しい場面も多々。

16 マテウス 5.5(72分OUT)
圧倒的に個の局面では優位性を確保していたが、分厚い仙台の守備の前にチャンスメイクはしきれず。常に複数マークが来る中ではアシストも多く企図したが、実らなかった。

19 齋藤 学 5.5(59分OUT)
ファジーなポジション取りから前半はよくサイドで起点を作り、自らもドリブル突破を何度も見せたが、あと一歩のところがシュート、アシストともに合わず。
 
交代出場
FW
9 山﨑凌吾 5.5(59分IN)
前線での身体を張ったプレーは押し上げてくる味方にも良い時間を作ったが、FWとしての貪欲さがこういった試合ではもっと欲しい。吉野との接触は勢い余ったが、あれぐらいのゴール前での激しさが求められる。

FW
25 前田直輝 6(59分IN)
良いテンポでのドリブル、パス&ゴーで反撃の糸口をつくった。決定機はスウォビィクに抑えられたが、シュートへのアグレッシブさでも仙台に脅威を与えたひとり。

MF
10 ガブリエル・シャビエル 5.5(72分IN)
押し込む展開の中で2列目を動き回ってチャンスメイク。ボールを落ち着かせるスキルはやはり高く、最後はボランチの位置で押せ押せの展開を支えた。

FW
11 相馬勇紀 6(72分IN)
シャビエルとの同時投入で勢いを出してプレー。カットインは仙台の守備陣を大いに困らせたが、あと一歩が及ばず。森下との決定機もGKに阻まれた。

DF
17 森下龍矢 6(80分IN)
3-4-3の左として起用され、持ち前の推進力と突破力で惜しい場面を何度も作った。仕掛けの強さは前線顔負けで、鋭さのあるチャンスメイクは今後も大きな武器になりそうだ。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 5.5
試合の総括としては「全員しっかりやってくれて、ゴールが入らない日だった」と選手を称えた。采配も試合内容にしっかり反映できていたが、得点を奪うあと一手の後押しは臨みたかったところ。
  
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
仙台 6.5
全体的にケアレスミスの多いパフォーマンスながら、粘り強く、力強く挽回していきワンチャンスを生かして先制。名古屋の猛攻も身体を張ってしのぎ、守護神の力も借りつつ敵地での初勝利を飾った。

【仙台|採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
27 ヤクブ・スウォビィク 7
「上がれ!」という日本語のコーチングで味方を鼓舞し、前後半通じてビッグセーブを連発。1-0のスコアを決して動かさなかった貢献度は高く、決勝点のマルティノスを超える評価をしたい。

DF
25 真瀬拓海 6.5
齋藤とのマッチアップはやや苦戦気味も、攻撃参加の迫力は抜群。リズムが出てきた前半の終わりごろからは主導権を握り、推進力をもってプレーした。

5 アピアタウィア 久 6.5
高さのない名古屋の攻撃陣を相手に制空権は完全に掌握。対人の守備も粘り強くこなし、ディフェンスラインに堅さを出した。終盤の身体を張った守りは一皮むけた感も。
 
16 吉野恭平 6 (90+5分)
単純なテクニックのミスは多かったが、幅広い行動範囲で名古屋の攻撃を牽制しつつ、カットインに対しては冷静に壁となった。終盤に相手と交錯し、脳震盪による交代を適用。

14 石原崇兆 6 (90分OUT)
クリアかつなぐか、判断の面でのミスが前半は散見されたが、守備自体の強度は高く、マテウスも自由にプレーさせなかった。

MF
35 フォギーニョ 6.5 (90分OUT)
アジリティに優れ、動き直しの多さでも中盤守備を締めこんだ。球際も激しく、フリーランの量も実に豊富。先制点の場面でもマルティノスをアシストするデコイランを決めた。

8 松下佳貴 6(79分OUT)
判断のミス、遅さが序盤は目立ち、危なっかしい場面も多かった。デュエルが増えてくるとリズムをつかんだか、インテンシティの高さと安全第一の選択肢で1-0をキープ。

20 マルティノス 6.5(69分OUT)
ゆったりとしたリズムが最初は悪目立ちしたが、守備での貢献度も低くなく、先制点の場面では自らのフォアチェックが起点。利き足と逆の右を思いきって振り抜いたシュートも、3度目の正直を決めきった。

26 加藤千尋 6.5
プレッシングの激しさと強さ、攻守両面の運動量でチームを蘇えらせた印象。チーム全体がミスの多いパフォーマンスの中で、気迫あふれるプレーで流れを呼び込んだ。
 
FW
15 西村拓真 6.5
前線に人数がかからない中でもボールのある局面を非常に“強く”プレー。連戦でも運動量を落とさず、常にゴールへの怖さを相手守備陣に見せ続けた。

19 皆川佑介 6.5(69分OUT)
高さと強さを生かしたポストプレーで前線に起点を作り、後半になるとクリアボールをしっかり競って味方に余裕を与えた。粘り強いプレーで相手の攻撃を遅らせる貢献も。
 
交代出場
MF
18 中原彰吾 6(69分 IN)
マルティノスに代わって出場。落ち着いたボールさばきで攻めたい名古屋の守備の間を突き、時間を有効に使いつつゴール前への展開もつくった。

FW
33 フェリペ・カルドーゾ 6(69分IN)
頑強な身体を生かして皆川以上の力強さとゴールへ向かう馬力を見せた。惜しいチャンスもあったが決めきれず、しかし名古屋の守備には怖さを感じさせるパフォーマンス。

MF
6 上原力也 6(79分IN)
疲れの見える松下に代わって出場し、しっかりと入りからインテンシティ高くプレー。肉弾戦の側面もあった試合にきっちり順応し、中盤を引き締めた。

DF
4 蜂須賀孝治 ―(90分IN)
アディショナルタイムを締めるためにディフェンスラインに加勢。サイドを中心にしていた相手にしっかり立ちはだかった。

MF
28 佐々木匠 ―(90分IN)
蜂須賀とともに1-0の試合の締めとして守備に奔走した。

DF
23 シマオ・マテ (90+5分IN)
相手と交錯し脳震盪の症状が出た吉野に代わり急きょ出場。6人目の交代枠としてピッチに立って勝利の瞬間を味わった。

監督
手倉森誠 6.5
闘いという言葉がぴったりの激しい試合を90分間維持させ、2位の名古屋のお株を奪う1-0の勝利。序盤の不安定さをうまくコントロールし、敵地での初勝利をもぎ取った。
   
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 

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