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J1 第18節

6月19日(土) 18:01 Kick off

ニッパツ

0 - 1

横浜FC

  • 0-1
  • 0-0
試合終了

FC東京

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】横浜FC=なし FC東京=渡辺(31分)、安部(45+2分)<br />
【退場】横浜FC=なし FC東京=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ(FC東京)


[J1リーグ18節] 横浜FC0-1FC東京/6月19日(土)/ニッパツ三ツ沢球技場

【チーム採点・寸評】
横浜FC 5.5
可変型の3-4-2-1でFC東京の攻撃を受け止め、カウンターに出ていく戦いで、前半にペースを握りかけたところで失点。後半の武田とジャーメインのシュートが決まっていれば勝敗の行方は変わっていたかもしれない。相手を上回る12本のシュートを放ち、内容的には五分以上に渡り合ったと言えるだけに、もったいない敗戦だった。

【横浜FC|採点・寸評】
GK
44 六反勇治 5.5
65分にレアンドロのフリーキックを弾いた対応は見事。GK単体としてのパフォーマンスは悪くなかったが、1失点を喫してしまった。

DF
5 田代真一 5(HT OUT)
しなやかなD・オリヴェイラの動きについていき失点を防いだが、前半のアクシデントで負傷し、無念の交代となった。

17 武田英二郎 6
敗れたので「6」止まりだが、3バックと4バックを可変させる戦術のなかで、守備に加えて再三の攻撃参加でFC東京を圧倒する活躍。66分の右ポストを叩いたシュートが決まっていれば、瀬古とMOMを争ったかもしれない。躍動する姿が印象的だった。

19 伊野波雅彦 5
最終ラインの右でD・オリヴェイラとアダイウトンに手を焼いた。試合開始直後に得た瀬古のCKに飛び込んだシーンは、合わせるところまではいきたかった。

23 前嶋洋太 5
FC東京の左SBバングーナガンデと対峙しつつ、46分にはジャーメインにパスをつけてチャンスに繋げるなど、右ワイドとしての働きはこなしていた。しかし、存在感はいまひとつだった。
 
MF
4 高橋秀人 5.5
最終ラインの前で、D・オリヴェイラなどFC東京の攻撃陣と競り合い奮闘。42分には、松浦に通した縦パスがチャンスに繋がった。古巣戦のフル出場。それだけに勝ちたい試合だった。

6 瀬古 樹 6(90分OUT)
復帰戦となった司令塔が存在感を発揮。安定したボール扱いでピッチ全体を支配した。36分には、左のハーフスペースでジャーメインに効果的なパスを送るなど、随所に好プレーを見せていた。

24 高木友也 6
最終的にクレーベのシュートへと繋がった左サイドからのクロスなど、攻撃面での活躍が目についた。50分の場面でレアンドロのFKを弾き、失点を防ごうとする意識も示した。
 
MF
7 松浦拓弥 5.5(86分OUT)
44分には、バングーナガンデにクロスを上げさせまいと身体を張って阻止。またFC東京の背後を突く持ち前のドリブル突破が光り、相手の脅威となっていたが、得点には結びつかなかった。

FW
9 クレーベ 5.5
巨漢のFWとして前線でボールを収め、相手陣内にクサビを打ち込む役割をこなす。空中戦でもGK波多野に競り勝ち、あわやゴールかというシーンもあったが森重に阻止された。惜しいプレー止まりではなく結果が欲しいところ。

14 ジャーメイン良 5.5(90分OUT)
2シャドーの一角で先発出場。良い動き出しとポジショニングで再三チャンスに顔を出し、シュートも3本放った。それだけに1点を決めてチームに結果をもたらしたい試合だった。
 
交代出場
DF
3 袴田裕太郎 6(HT IN)
田代の交代により、3バックの中央で途中出場。しっかりとポジションを埋め、相手のスペースを減らし、後半の無失点に繋げた。

MF
10 中村俊輔 ─(86分IN)
最後の右CKで見せたキックの精度はさすが。しかし、せっかくの切れ味も出場時間は短く、結果に繋げるまでには至らなかった。

DF
22 岩武克弥 ─(90分IN)
瀬古に代わってピッチに立ったが、プレー時間はアディショナルタイムの5~6分ほど。効果的な働きをする前にタイムアップの笛が鳴った。

FW
39 渡邉千真 ─(90分IN)
アディショナルタイム、中村のCKに合わせて放ったヘディングシュートはさすがのド迫力。決まっていれば間違いなくヒーローだった。

監督
早川知伸 5.5
個の力で優る相手に対し、組織としてこうありたいというサッカーをはっきりと掲げ、真っ向からぶつかった。内容は悪くなかったが、ブラジル人トリオの1点を守り切られたのは事実。良い試合をするだけでなく、1点を奪う力強さを選手たちに身に着けさせる必要がある。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 6
湘南に勝ったルヴァンカップと同じメンバーで臨み、ブラジル人トリオの連係で先制。この1点を守り切った。森重や東のシュート阻止が象徴するように、どれだけ攻め込まれても耐える粘り強さが出てきたことは明るい材料。だが、まだまだ安心して見ていられる状態ではない。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 6
唯一、リーチを活かせずクレーベに競り負けたシーンだけは気になったが、全体的に安定したプレーぶり。ハイボールでの強さも見せた。

DF
3 森重真人 6.5
体格差のあるクレーベと競り合い、最後まで渡り合う強さを見せた。28分には、決まったかに思われたクレーベのシュートに対し、がら空きのゴールに身を投げて阻止。万能の選手だがこの日は守備が光った。

4 渡辺 剛 6.5
セットプレーでのターゲットとしても、ラインを果敢に上げて前方へと圧力をかけていく守備にしても、ともに高い水準でプレー。昨年この会場で敗れた悔しさを払拭した。

22 中村拓海 5.5(HT OUT)
ボールを保持する巧みさは相変わらずながら、守備や競り合いには少々不安が残る出来。良くなってきてはいるので、ポジション奪取に向けて安定感を高めたい。

49 バングーナガンデ佳史扶 6(84分OUT)
後半、ミドルゾーンでのパスミスはやってはいけないプレーだった。しかし全体的には、ルヴァン杯・湘南戦で見せた好調ぶりをこの試合でも発揮。ブラジルトリオとの連携が可能なタレント性は貴重だ。
 
MF
10 東 慶悟 6(71分OUT)
ブラジル勢を含む左サイドで攻撃を形作り、結果としてフリーになってゴール前に入っていける場面も多かった。動きそのものは良いので、これをフィニッシャーとして決めていけるようにしたい。またVAR判定にもつれ込んだシュートブロックはナイスプレーだった。

21 青木拓矢 6
チームの強度に対応し、プレーの幅が広がってきた。この日も安部とのコンビでボランチを任せておくに値する出来だった。

31 安部柊斗 6
ミスをおそれず、激しいプレーを挑む姿勢は○。34分のボール奪取は、レアンドロとD・オリヴェイラのチャンスに繋がった。攻守一体のアグレッシブさが戻りつつある。
 
FW
15 アダイウトン 6.5(71分OUT)
ルヴァン杯に続く公式戦2戦連続ゴールで勝利をもたらした。雨のピッチで威力を発揮するドリブルの重さ、強さは際立っていた。

MAN OF THE MATCH
20 レアンドロ 7
なかなか心身ともにピークが来なかったが、この試合ではかなりの好調。技術だけを取り上げれば、Jでも最上の部類に入ることは間違いない。高いテクニックで相手に何度も脅威を与えていた。

9 ディエゴ・オリヴェイラ 6(88分OUT)
この日はピッチ状況によるものか足にボールがつかず、いつもよりも精度を欠いていた。しかし得点に関わり、ハードワークも見事で、十分に及第点の内容だった。
 
交代出場
DF
6 小川諒也 6(HT IN)
守備力と適応力を買われ、後半開始から右サイドバックでプレー。61分には、ボックス内で身を挺して高木のシュートを防ぎ、チームに貢献する姿勢を見せた。

FW
27 田川亨介 5.5(71分IN)
五輪代表入りに向け、最後のアピールをしたいところだったが、2本のシュートは決まらず。決定的な場面に顔を出す動きは良いだけに、決める力をもっと向上しないといけないだろう。

FW
11 永井謙佑 6(71分IN)
アディショナルタイムの時間を稼ぐプレーなど、途中出場の選手としてチームを勝たせる姿勢に徹した。いぶし銀的なプレーが光った。

DF
29 岡崎 慎 ─(84分IN)
バングーナガンデのプレーがやや乱れてきた頃合いに途中出場。右サイドバックとして終盤のディフェンスを引き締めた。

MF
8 髙萩洋次郎 ─(88分IN)
残り時間が少ない状態でピッチに入ったこともあり、勝負どころで持ち味を示せず。もう少し長い時間で、オプションとしての働きを見たい。

監督
長谷川健太 6
「勝っているときのメンバーはいじらない」という鉄則を守り、ルヴァン杯に続いて勝利を収めたのは見事。ただ右サイドバックの運用を始め、まだ課題は残っている。強さを取り戻すため、さらに改善を進めていってほしい。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●後藤 勝(フリーライター)

SOCCER DIGEST WEB

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