見どころ・戦評
[J1リーグ4節] 札幌0-2G大阪/7月30日(金)/札幌厚別公園競技場
【チーム採点・寸評】
札幌 5.5
試合の入りは良く、立ち上がりからG大阪を攻め立てた。ただし、そこで逸機が続き失点すると、次第に勢いが失われていき、後半にも被弾。10度のCKがあったが、高さのある選手が足りず相手に怖さを与えられなかった。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 5.5
悪いプレーではないが、最終ラインとの連係が不安定だった印象。相手の東口が際のプレーで力を発揮したため、GKの差が勝敗に反映した部分もある。
DF
2 田中駿汰 5.5
個人としてのプレーぶりはそれなりのものだったが、最終ラインを統率する選手としてはもの足りなさがあった。
14 駒井善成 5.5
この試合では右CBとしてプレー。健闘はしていたが、プレー強度が十分ではなくラインを押し下げられた。
5 福森晃斗 6(60分OUT)
決定機には直結しなかったものの、左足からの鋭いキックで前方にパスを配球し、存在感を示していた。
MF
7 ルーカス・フェルナンデス 6(HT OUT)
攻め切れず、前半でベンチに退いてしまったが、攻守ともにアグレッシブにプレーをしていた。
27 荒野拓馬 5.5(64分OUT)
最終ラインをフォローしながら献身的にプレーをしていたが、技術的な部分でのミスが見受けられた。試合勘の部分が影響したか。
6 高嶺朋樹 5.5
果敢にボール奪取に走るも、相手の技術力に上回られ簡単に外される場面もあった。守備強度が不足した感あり。
35 小柏 剛 6(85分OUT)
良い形でボールを持てなかったのは残念。ただ動き出しのタイミングや、スピードなどで鋭さを感じさせていた。
MF
9 金子拓郎 5
サイドでの守備が拙く、簡単に背後を取られる場面などもあり、次第に位置取りが低くなっていった。
18 チャナティップ 6
ドリブルが相手選手に引っかかるなど、アンラッキーな場面も目立った。ただし、ボール保持時の存在感は際立っていた。
FW
48 ジェイ 5.5(64分OUT)
立ち上がりから数度あった好機を決められず…。ひとつでも決めていれば試合展開はまったく違っていたかもしれない。
交代出場
FW
4 菅 大輝 6(HT IN)
後半から投入されたが、プレーぶりとしては特筆すべきものはあまりなく、可もなく不可もなくといった印象だ。
MF
8 深井一希 6(60分IN)
中盤の守備強度を高める役割を果たした。前方のスペースにも果敢に飛び出し、変化をつけようとしていた。
DF
3 柳 貴博 5.5(64分IN)
機動力を生かして前方に飛び出すプレーを見せたが、有効なスペースがなく、好機には繋がらなかった。
MF
28 青木亮太 6(64分IN)
ビハインドを背負う展開のなかで、効果的なスペースは得られなかった。それでも鋭いパスを通し、攻撃にリズムを生んでいた。
FW
33 ドウグラス・オリヴェイラ ―(85分IN)
プレー時間が短かったのもあるが、とくに相手ゴールを脅かす場面はなかった。
監督
ペトロヴィッチ 5
勝機もあったはずだが、それだけに選手交代が効果的ではなかったところが痛かった。負傷による交代もあったのかもしれないが…。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
序盤から攻め込まれ、必ずしも連動性が豊富だったわけではないが、個々の能力と経験値で相手を大きく上回る。最終的には敵地で完勝してみせた。
【G大阪|採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
1 東口順昭 7
シュート、ハイボール対応、キック、コーチングなどすべてが高いレベルで安定していた。加えてビッグプレーもあった。
DF
5 三浦弦太 6
大分戦は休んだためコンディションはほぼ万全。昌子とともに相手の攻撃を着実に跳ね返した。
3 昌子 源 6.5
最終ラインの中央で守備を統率した。序盤は押し込まれたが、慌てることなく試合をコントロール。経験値の高さを披露した。
19 キム・ヨングォン 6.5
前方へのフィードをうまく使って相手を間延びさせ、中盤にスペースを作ることでチームに貢献していた。
27 髙尾 瑠 6(35分OUT)
前半途中に負傷してベンチに退いたが、巧みなドリブルで相手を翻弄していた。
MF
10 倉田 秋 6
際立ったプレーが多かったわけではないが、中盤から全体を広く見渡して攻撃をコントロールしていた。
6 チュ・セジョン 6(70分OUT)
シンプルかつミスの少ないパスさばきでチームを落ち着かせていた。安定感のあるプレーを披露した。
8 小野瀬康介 6.5
髙尾の負傷に伴って途中から右サイドへとポジションを移したが、巧みな動き出しで常に先手を取っていた。
MF
28 ウェリントン・シウバ 6.5(70分OUT)
ドリブルでの持ち運びで相手を何度も脅かした。サイドを深くまで進入して、先制点もアシスト。
21 矢島慎也 6.5(75分OUT)
この試合ではシャドーで先発。J1通算100試合目という節目の試合で貴重な先制ゴールを挙げ、チームを連勝へと導いた。
FW
9 レアンドロ・ペレイラ 6.5(75分OUT)
ストレスを溜めているような場面もあったが、得点時のパワーと得点感覚は見事。相手をねじ伏せた。
交代出場
DF
24 黒川圭介 6.5(35分IN)
髙尾の負傷により急遽投入されるも、落ち着いたプレーと鋭いクロスで活躍。得点も演出した。
MF
17 奥野耕平 6(70分IN)
後半中頃に投入され、豊富な運動量と周囲との連動でしっかりと相手の攻撃を封じてみせた。
FW
39 宇佐美貴史 5(70分IN)
残り20分という時間帯に投入され、追加点を狙いたかったが、この日はうまく試合に乗り切れず。大分戦のような活躍には至らず。
FW
18 パトリック 6.5(75分IN)
強靭なフィジカルを生かしたボールキープで時間を作り、チームの逃げ切りに適切に貢献してみせた。
FW
20 一美和成 6(75分IN)
勝負を決めるゴールを奪いたかったようだが、欲を出し過ぎず、高い位置からの守備で勝利に貢献した。
監督
松波正信 6.5
高尾の負傷退場は痛恨だった。そのなかでも慌てずに戦況を見極め、オーソドックスながら的確な采配を見せた。ベンチワークで相手を上回った。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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