見どころ・戦評
[J1リーグ23節]札幌2-1浦和/8月9日(月)/札幌ドーム
【チーム採点・寸評】
札幌 7.5
試合序盤から果敢に相手ボール奪取に走り、ボールを奪ってからのファーストパスも効果的で攻守が連動したアグレッシブなサッカーを披露していた。リードを得てからも下がりすぎず、うまくボールを動かし時計を進めてハイパフォーマンスを演じた。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 6.5
ビルドアップに積極的に加わり、フリーの選手を見つけてはうまくパスを通した。好セーブも。
DF
2 田中駿汰 6
サイドでうまく数的優位を作ることで相手の守備をうまく揺さぶった。守備もおおむね問題なし。
10 宮澤裕樹 6.5(82分OUT)
2戦ぶりの出場。チーム全体をうまくコントロールして勝利に導いた。フル出場ならずも存在感を示した。
5 福森晃斗 6
攻から守へと切り替わった際に背後にスペースを生んでしまい、周囲に助けられる場面が散見した。ただしCKでのアシストは見事。
MF
7 ルーカス・フェルナンデス 6.5(72分OUT)
素早く攻守が切り替わり、テンポよくボールも動いていたなかで、この選手のドリブルでの仕掛けが薬味のように効いていた。
14 駒井善成 6.5
要所で丁寧にドリブルで持ち運ぶプレーがチームのテンポを整えていた。古巣相手に冷静さ見せた。
MAN OF THE MATCH
8 深井一希 7(72分OUT)
J1通算100試合出場を達成。迫力のあるアプローチで立ちふさがり、時折見せた攻め上がりやパス配球も高センス。先制弾もチームに勢い与えた。
4 菅 大輝 6(85分OUT)
裏を突かれてしまう場面もあったが、前に出ていった場面では攻守ともに粘り強いプレーを見せていた。
MF
9 金子拓郎 6.5
得点は奪えずも、攻守両面で切り替えのところで良いポジションを取り、効果的な働きを見せていた。
18 チャナティップ 6(82分OUT)
ルーカス・フェルナンデス同様に、この選手の勢いのあるドリブルはアクセントとなり、バリエーションにもなっていた。
FW
35 小柏 剛 6.5
巧みな身のこなしで突破し決勝点をゲット。終始積極的に走り回り、最前線で攻守両面での活躍を見せた。
交代出場
MF
6 高嶺朋樹 6(72分IN)
相手ボールへの果敢なアプローチで中盤の守備をしっかりと引き締めていた。
MF
27 荒野拓馬 6(72分IN)
ボールを拾った際にしっかりとマイボールとして展開し、相手の勢いをうまくいなしていた。
DF
3 柳 貴博 ―(82分IN)
同点を目指す浦和が圧力を強める最中で投入されながらも、慌てずに周囲と連係して跳ね返した。
DF
50 岡村大八 ―(82分IN)
柳と同様に、試合の流れに乗るのが難しそうな局面ながらも、持ち前の高い守備意識で逃げ切りに貢献。
MF
28 青木亮太 ―(85分IN)
落ち着いたボールキープとパスさばきでサイドでうまく時間を使い、勝利に貢献した。
監督
ペトロヴィッチ 7
チームは見事なパフォーマンスを見せた。選手交代後も守備意識を高めすぎず、良いバランスでタイムアップまで導いた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
浦和 6
相手のアグレッシブなパフォーマンスに阻まれた部分もあったが、それでも個々のセンスの高さが光り、決して悪いプレーぶりではなかった。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
安定感は見せたが、この日は得意の強烈なパントキックで相手を脅かすことができなかった。
DF
8 西 大伍 5.5(88分OUT)
技術力やパスセンスを要所で見せてはいたものの、相手の厳しいアプローチに手を焼いていた印象。
4 岩波拓也 5.5
守備はさほど悪くはなかったが、攻撃時の起点作りのところではパスに不安定さがあった。
5 槙野智章 6
能力の高さを考えると、2失点目の場面で相手に上手く入れ替わられたのは悔しいところだろう。
3 宇賀神友也 6(76分OUT)
相手のドリブルでの仕掛けに手こずり、なかなか高いポジションを取れない時間帯が多かった。
MF
29 柴戸 海 6
守備で強度を見せてはいたが、ペースチェンジなどのところはCBやサイドの選手に頼ってしまった印象。
17 伊藤敦樹 6
効率的なポジション取りで相手の攻撃を制限し、そしてそのまま攻撃にも関与できる態勢を整えていた。
MF
15 明本考浩 6.5
1点差に迫る得点をはじめ、中盤での身のこなしや周囲との連係修正など、実力の高さを見せていた。
33 江坂 任 6(76分OUT)
浦和でのデビュー戦。本人は不満足な様子だったが、違和感なくプレーし、今後さらに期待が持てる内容だった。
41 関根貴大 6
いい形でチャンスに絡めていた。相手のウィークをかなり的確につけていただけに、得点しきれなかったのが残念。
FW
30 興梠慎三 6(62分IN)
プレースキルの高さはさすが。あと一歩、というプレーが何度もあった。後半はタイトな守備で流れを作った。
交代出場
FW
7 キャスパー・ユンカー 6(62分IN)
得点を奪うべく投入され、最前線からチームを鼓舞し、惜しいシュートも放つが、同点にまでは持ち込めず。
MF
24 汰木康也 ―(76分IN)
得意のドリブルで相手守備を揺さぶることはできていた。残念ながらその先には至らず。
MF
21 大久保智明 ―(76分IN)
得点が欲しいなかで縦への意欲を見せていた。インサイドでの怖さは示していた。
MF
22 阿部勇樹 ―(88分IN)
僅かな時間のなかでチームをより勢いづけたかったが、結果につなげられず。
監督
リカルド・ロドリゲス 6
高い位置からの守備を機能させようという狙いはしっかりと見て取れた。ベンチワークもオーソドックスではあったが的確だった印象。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
Jリーグ各クラブの最新情報はアプリで!