見どころ・戦評
[J1リーグ26節]鳥栖0-4横浜/8月25日(水)/駅スタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 5
前半からアグレッシブにプレーし互角の展開を見せるも、2失点して勝負あり。途中投入された選手も見せ場を作れずに終わる。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
40 朴 一圭 5
失点はいずれも対応が難しかったので仕方なかった。ただ、1失点目を防いでいたら試合は分からなかった。
DF
24 飯野七聖 5
高い位置を取っていたために1失点目に対応できず。攻撃では果敢に右サイドからチャンスを作ろうとした。
37 小泉 慶 5.5
不慣れな3バックの右でプレーするが持ち前の対人の強さを発揮できず4失点。樋口退場後はアンカーでプレー。
3 エドゥアルド 5
1失点目にレオ・セアラに背後を突かれてしまう。後半、相手の中盤に激しいプレスを仕掛けボールを奪うもチャンスにならず。
31 大畑歩夢 5.5(82分OUT)
エウベルと互角に渡り合い、16分には好クロスで白崎のシュートにつなげるもゴールならず。
MF
13 白崎凌兵 5
16分のシュートはせめて枠に飛ばしたかった。フル出場するもそれ以外で大きな見せ場を作ることはなかった。
10 樋口雄太 4.5
前半から守備に奔走した。しかし、前田を止められずに退場してゲームプランが崩壊した。
MF
44 仙頭啓矢 5(72分OUT)
松原に寄せきれずスルーパスを許して先制点を奪われる。挽回しようと奮闘するもゴールは遠かった。
7 中野嘉大 6(54分OUT)
前半からスルーパスを通し、大畑とのコンビで左サイドから攻撃を展開。戦術的な交代を余儀なくされた。
22 小屋松知哉 5(72分OUT)
31分、大畑のクロスに飛び込むもシュートは後ろへ。前節のヒーローも今節は不発だった。
FW
15 酒井宣福 5(72分OUT)
20分、CKからのチャンスに左足を振り抜くもシュートは大きく枠を外れる。守備やポストプレーなど良いプレーもあった。
交代出場
DF
20 ファン・ソッコ 5.5(54分IN)
アクシデントで出場するも持ち味は十分に発揮し、出来も決して悪くはなかったのだが……。
FW
29 岩崎悠人 5.5(72分IN)
反撃のために投入され、77分にはスルーパスに反応してシュートを打つも外してしまう。
MF
27 相良竜之介 5.5(72分IN)
チャンスメイクしようとするも得意のドリブルは相手に封じられてしまった。
FW
9 山下敬大 5.5(72分IN)
ロングボールを収めようと前線で身体を張り、FKなどを獲得。ただ、シュートは0に終わる。
DF
47 中野伸哉 ―(82分IN)
積極的に高い位置を取ってクロスを上げたが、精度を欠いて味方のシュートを導けず。
監督
金 明輝 5.5
1失点こそしたが前半はマンツーマンの守備が機能し、互角の展開。ただ、ひとり少ない状況で今の横浜は止められなかった。
【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
序盤はマンマーク気味の守備に手を焼いていたが、相手の背後を狙い続けてゴールを重ねて快勝した。
【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
鳥栖の枠内シュートがなく、無難に守備を続け、最終ラインの背後もケア。攻撃の起点となるフィードも光った。
DF
27 松原 健 7
右サイドに張るだけでなく、中で受け手になり、好パスでアシストしたりと存在感を示した。
24 岩田智輝 6.5
酒井へのロングボールにしっかりと対応しながら、ビルドアップのパスでもチームに貢献していた。
4 畠中慎之輔 6.5
最終ラインを統率して鳥栖を多くのオフサイドにはめる。序盤は背後を取られそうな場面もあったが対応した。誕生日を無失点で飾る。
5 ティーラトン 6
攻撃参加の回数は決して多くなかったが好クロスを供給したシーンもあり。飯野とのマッチアップも見応えがあった。
MF
6 扇原貴宏 6
対面する白崎にほとんど目立った仕事をさせず。攻守を橋渡しする役目を的確にこなしていた。
8 喜田拓也 6(80分OUT)
中盤の広い範囲をカバーして鳥栖の攻撃に制限をかける動きを続け、無失点勝利に導いた。27歳最初の試合で勝利を手にした。
10 マルコス・ジュニオール 6(72分OUT)
ゴールには絡めなかったが、レオ・セアラとポジションを入れ替えながら鳥栖の守備陣に的を絞らせず。
FW
7 エウベル 6(63分OUT)
シュートなしは寂しいものの、右サイドからチャンスメイクを続けていた。ほぼ試合が決したためお役御免に。
9 レオ・セアラ 7(63分OUT)
試合開始10秒でのシュートを皮切りに前線でボールに絡む。先制点をアシストし、PKを決めて3戦連続弾で勝利に導く。
38 前田大然 7(80分OUT)
GKの股を抜くシュートで貴重なゴールを挙げる。持ち味のスピードでPKを獲得して追加点のきっかけになった。
交代出場
MF
18 水沼宏太 6.5(63分IN)
交代直後は右に入りその後左でプレー。チームの3点目を挙げて鳥栖の息の根を止めた。
MF
23 仲川輝人 6.5(63分IN)
途中出場で水沼のゴールをアシストすると、89分には今季リーグ初ゴールを美しいループで決めた。
MF
14 天野 純 5.5(72分IN)
相手がひとり少ないためにボールを支配し続ける。ただ彼の力を考えると物足りない印象。
MF
26 渡辺皓太 ―(80分IN)
バランスを取りながら鳥栖の攻撃陣を確実に封じて試合をクローズさせた。
DF
25 小池龍太 ―(80分IN)
サイドの高い位置でプレーし、相手の背後を取ろうと走る。残念ながら得点にはつながらず。
監督
ケヴィン・マスカット 6
序盤は鳥栖の守備に苦戦するも前半でリードを奪い、後半にも効果的に加点し無敗記録を13試合に伸ばした。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●荒木英喜
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