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J1 第27節

8月29日(日) 18:03 Kick off

豊田ス

1 - 1

名古屋

  • 0-0
  • 1-1
試合終了

清水

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=なし 清水=なし<br />
【退場】名古屋=なし 清水=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】チアゴ・サンタナ(清水)


[J1リーグ27節]名古屋1-1清水/8月29日(日)/豊田スタジアム

【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5
十八番で鉄板とも言える先制点を奪った試合で追いつかれ、勝点3を逃した。決して崩された失点ではなかったが、これを守りきれるのが彼らの強み。悪くはないが、良い試合だったというよりは、勿体ない試合という印象。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
1 ランゲラック 6
サンタナのシュートは身体の向きからして反応が難しいシュートだった。それ以外は堅実なセービングを見せ、判断力も十分に発揮。

DF
6 宮原和也 6
コロリとのマッチアップは体格差をまるで感じさせない力強さ。プレッシャーを受けても冷静につなぎ、すぐに切り替えてプレーを続ける姿はベテランの趣も。

4 中谷進之介 5.5
最近武器になってきたサイドチェンジを今日も見せた。対人守備では読みを利かせたインターセプトもあり、対応力の高さを見せたが、失点の場面は寄せきれずに決められた。
 
20 キム・ミンテ 6
落ち着いたビルドアップに力強い守備、空中戦の強さと持ち味をきっちり発揮している。これで3試合目とは思えない馴染みよう。セットプレーでもっとチャンスボールが欲しいところか。

23 吉田 豊 6
ハーフスぺースとサイドを二重に突破してくる相手に対し、個人処理能力の高さが抜群に生きた。試合を通じて名古屋の左サイドはほぼ平穏無事だった。

MF
15 稲垣 祥 6
まさにボックス・トゥ・ボックスのお手本のようなプレーで攻守に強い存在感。相手のプレスに対してもボールを逃がす、中盤を締めて回った。

5 長澤和輝 6(58分OUT)
稲垣とつるべの動きで攻守のリンクマンとしてピッチを快走。ややパスミスが目立つところもあるが、先制点の場面は彼の粘りから生まれた。
 
MF
17 森下龍矢 5.5(58分OUT)
2列目での起用も普通になってきた。持ち味のフリーランニングが今日はあまり生かされず、ボックス内に絡めず、仕掛けの回数もなかなか増やせなかった。

16 マテウス 6
仕掛けにパワーがあり、クロス、シュートにも鋭さが戻ったが、ややミスが目立った。推進力はピッチ内で最強の選手だが、ゴール付近での精度がもっと欲しい。

FW
8 柿谷曜一朗 6(75分OUT)
ポストプレーヤーのいない中で、この日は動き回ってボールを収め、前線の起点として攻撃を担った。守備の貢献度も高く、攻守両面で重要な役割を担った。

25 前田直輝 6.5(82分OUT)
ツートップの特性を生かしてサイドでの仕掛けも織り交ぜつつストライカー的な仕事をこなした。先制点は思いきりのよい彼らしいゴールで、ドリブル、ターン、豊富な運動量と持ち味すべてを暑さの中でも遺憾なく見せた。
 
交代出場
MF
2 米本拓司 6(58分IN)
先制直後のピッチに入ってリードのキープに努めた。結果的に失点はしたが、必要なところで必要なだけのランニングやコンタクトを提供できる仕事人ぶりは見事。

FW
11 相馬勇紀 6(58分IN)
3試合ぶりの出場で、元気な姿を見せた。縦への仕掛けとカットインを織り交ぜたプレーは清水を後退させたが、失点の場面ではややイージーに飛び込みクロスを上げられてしまった。

FW
44 金崎夢生 5.5(75分IN)
9か月ぶりに公式戦に復帰。やや様子見のところも強かったが、それでも決定機になりそうな場面でポジショニングの勘の良さを見せた。まだまだここから上げていく段階で、無事に終えたことが第一。

MF
7 阿部浩之 ―(82分IN)
1-1から勝ち越しを狙う切り札としての投入。相馬を中寄りにプレーさせ、サイドからのチャンスメイクを狙ったが、チームとして詰め切れなかった。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
逆に珍しいと思える先制点を挙げた試合での引き分けは、相手を称えつつも残念な表情。シュヴィルツォクを休ませ、金崎を復帰させたあたりがポジティブな要素だが、勝点2をこぼしたことは、指揮官として反省か。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 




 
【チーム採点・寸評】
清水 6
狙っていた形で攻守を展開し、先制すれば無類の強さを誇る名古屋に追いつくパワーを見せた。守備のまとまり、意図の表現は確実にレベルが上がっており、監督の言う通りに「唯一の修正点はフィニッシュの部分」という印象。

【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 5.5
的確なコーチングと反応の良いセービングでゴール前を安定させた。失点の場面は距離もあっただけに評価に迷うところだが、DFふたりの間を抜いたゴールはなかなか難しいところもあったか。

DF
21 奥井 諒 6
対面の森下には仕事をほぼさせず、前半は攻撃面でも常に人数の確保にとオーバーラップ。後半にはさらに敵陣深く攻め入り、分厚い攻めを下支えした。

5 ヴァウド 6(86分OUT)
時に逆サイドにも張り出していくカバーリングエリアの広さで名古屋のスピードに対抗。後半は金崎とのコンタクトで脳震盪の疑い。終盤に交代したが、ゴール前での存在感は抜群だった。
 
38 井林 章 6
ビルドアップにやや速さを欠いたが、持ち味の空中戦では名古屋のFWを圧倒した。対人戦にも強く、ヴァウドとともに最少失点に抑え込んでドローに貢献。

7 片山瑛一 6
前半はサイドに走り込んで攻撃の起点となり、惜しいクロスも数本。守備でもそつなく対人守備をこなし、ロングスローまで。同点ゴールの起点となるワンタッチパスも気が利いている。

MF
33 松岡大起 6
正確なボールタッチと常に中央、縦の選択肢を優先していくゲームメイクの積極性で清水の攻撃を牽引。後半になると激しい守備でも名古屋を牽制し、万能性あふれるプレーぶり。

3 ホナウド 6(86分OUT)
動き回って試合をつくる松岡に対し、ディフェンスラインからボールを引き取り攻撃の地固めをする役割を担う。後半はよりコンタクトプレーにも見せ場を作り、ボール狩りの部分でも光った。
 
MF
32 ベンジャミン・コロリ 5.5(66分OUT)
左サイドハーフからインよりのポジショニングで攻撃の起点のひとつに。ボールは引き出せたが、その後の突破力には課題も。

23 鈴木唯人 5.5(58分OUT)
右サイドハーフでの起用もボールに触れる回数が少なく、ここぞの場面ではイージーなパスミスも。大胆不敵なアタッキングが鳴りを潜め、ひとり存在感を出せなかった。 

MAN OF THE MATCH
FW
9 チアゴ・サンタナ 6.5
ポストプレーヤーらしいプレーで前線に起点と時間をつくったが、周囲の反応が悪く前半はやや孤立。しかし後半のワンチャンスで難しいシュートを流し込み、チームに勝点1をもたらした。

24 藤本憲明 6
前半は動きがやや少なく、攻撃への関わりはやや希薄だった。後半は少し運動量を上げ、多くの局面に絡むようになったところから貴重なアシストを決めた。
 
交代出場
MF
26 滝 裕太 5.5(58分IN)
最初は右サイド、交代策が進む中で左に移ってサイドの攻撃を担った。それほど多くの仕掛けをした印象はないが、チームの攻撃が加速する中で、しっかりその流れをつないだ。

MF
16 西澤健太 6(66分IN)
推進力のあるプレーで攻撃に彩りを加えた。同点ゴールの場面はニアへの飛び込みでサンタナのスペースを作った。ボールを持てばゴール方向への意志を見せ、怖い選手だった。

DF
2 立田悠吾 ―(86分IN)
ヴァウドが脳震盪の疑いで交代出場。1-1のスコアを決して動かすまいという気迫の守備で、最後まで名古屋に追加点を許さなかった。

MF
6 竹内 涼 ―(88分IN)
終盤に投入され、試合を落ち着けながらも一発のフィードでチャンスメイクも目論んだ。

監督
ロティーナ 6
守備の狙いどころはどのエリアでも概ね機能した印象で、上手く名古屋の攻撃を寸断した。ショートカウンターからの失点は前節に続いて課題だが、「このスタイルは信じて続ける」と改めて継続を宣言。
   
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)


 

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