見どころ・戦評
[J1リーグ28節]鳥栖2-1清水/9月11日(土)/駅スタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 6
清水のカウンターにゴールを脅かされる場面はあったが、サイドチェンジを交えた攻撃などやるべきことを貫き、勝点3を手中に収めた。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
40 朴 一圭 6
6分、サンタナのシュートを弾いた後の素早い反応で藤本のシュートを防ぐ。失点は味方に当たってシュートコースが変わる不運。
DF
24 飯野七聖 5.5(88分OUT)
マッチアップする山原に対して先手を取り、サイドチェンジの受け手になるもゴールには絡めず。
20 ファン・ソッコ 6
ハイボール対応、シュートブロックなど守備で存在感を示しただけでなく、高い位置で攻撃にも絡んだ。
3 エドゥアルド 6.5
不運な形で失点に絡んでしまったが、その後のスーパーなFKですべてを帳消しにした。ビルドアップでも貢献。
31 大畑歩夢 6
26分、サンタナのシュートをゴールラインギリギリでクリアし失点を防ぐ。攻撃参加も光ったが、クロスの精度には課題残す。
MF
13 白崎凌兵 6(80分OUT)
高い位置を取って相手の守備を困惑させ、ヘディングで移籍後初ゴールとなる先制点をゲット。しかし、それ以外はイージーなミスもあった。
10 樋口雄太 5.5
余裕を持ったボールポゼッションで役目は果たすも、攻守において存在感は薄かった。FKを譲ったことが最大の貢献に?
44 仙頭啓矢 6
見事なクロスで白崎のゴールをアシスト。ボランチの位置まで落ちてビルドアップするなど勝利に導いた。
MF
7 中野嘉大 6
目立つプレーは少なかったが、後半はサイドに蓋をするような守備での貢献が光った。
22 小屋松知哉 5.5(88分OUT)
白崎のゴールに絡むも、FWとしての存在感を発揮したかと問われると物足りない印象。
FW
15 酒井宣福 5.5(77分OUT)
3分、飯野のクロスに頭で合わせたがゴールマウスを捉えず。後半にもシュート2本を放つがゴールならず。
交代出場
FW
9 山下敬大 ー(77分IN)
最前線でターゲットとなり、身体を張ろうとするもボールを思うようにキープできず。
MF
4 島川俊郎 ー(80分IN)
ケガから復帰したばかりだがアンカーとして元気にプレー。落ち着いて試合を終わらせた。
DF
30 田代雅也 ー(88分IN)
指宿の高さ対策などで投入される。競り負ける場面もあったが失点にはつながらず、役割を果たす。
FW
29 岩崎悠人 ー(88分IN)
前線で仕事をしようと動き回るも、思うような形でボールが来ず。前線からの守備では貢献した。
監督
金 明輝 6
中央だけでなく、ピッチ幅を広く使った攻撃で先制点を挙げる。清水の反撃も交代策で対応して5月以来の連勝をマーク。
【チーム採点・寸評】
清水 5.5
鳥栖に合わせた形で守り、カウンターから反撃を狙う。しかし、スピード感に乏しく決定機をあまり作れず1点止まり。
【清水|採点・寸評】
GK
37 権田修一 5.5
2失点目はエドゥアルドを褒めるしかない。ボールは相手に持たれたがコーチングを絶やさず守備を牽引した。
DF
4 原 輝綺 5(88分OUT)
持ち前の運動量、スピード感が見られず、攻撃参加もほとんどなく、古巣相手に光るプレーはなかった。
5 ヴァウド 5.5
入ってくる相手、ハイボールなどに強さを出そうとしたが対人プレーの強さを見せる場面は少なかった。
38 井林 章 5
白崎に前に入られてしまい先制点を与えている。それまでは無難に対応していただけに悔やまれる。
7 片山瑛一 5.5(81分OUT)
守備の時は最終ラインに入って守り、そこから前に出て行く運動量を見せる。27分のヘディンシュートを決めたかった。
MF
39 山原怜音 5
前に入ったベンジャミン・コロリとの連係が悪く、守備で後手を踏む。前後半の入りで鋭い攻撃参加を見せた。
33 松岡大起 5
ボールを鳥栖に支配されて、持ち前のゲームメイクを出来ず。62分、サンタナにパスをつなぎ、前線に走ったのは彼らしかった。
MF
3 ホナウド 5.5(88分OUT)
守備でフィルターになろうと動き回る。サンタナの同点ゴールを導く縦パスは見事だった。
32 ベンジャミン コロリ 5.5(74分OUT)
守備での立ち位置が悪く、前半多くの時間でフラストレーションを抱えてプレー。26分のサンタナへのパスは光った。
FW
24 藤本憲昭 5.5(88分OUT)
6分、57分に放ったシュートはいずれも枠に飛ばず。57分のシュートはフリーだっただけに決めたかった。他では見せ場を作れず。
9 チアゴ・サンタナ 6
20分のロングシュートなど積極的にシュートを狙う。その姿勢が同点ゴールにもつながった。
交代出場
MF
23 鈴木唯人 5.5(74分IN)
右サイドに入ってチャンスメイクしようと奮闘するもゴールにはつなげられなかった。
MF
26 滝 裕太 ー(81分IN)
91分、左サイドを突破してクロスを供給するも、DFにクリアされてしまった。
MF
2 立田悠悟 ー(88分IN)
高い位置にポジションを取り、ゴールにつなげようとクロスを上げたが精度を欠いた。
MF
6 竹内 涼 ー(88分IN)
中盤の守備に奔走して役割は果たす。時間短く評価なし。
DF
27 指宿洋史 ー(88分IN)
ロングボールのターゲットとなり、エアバトルを繰り広げた。しかし、ゴールにはつながらなかった。
監督
ロティーナ 5.5
鳥栖の幅を使った攻撃を封じるためにサイドMFを下げて守る。しかし思うように機能せず、先制点を献上。一時追い付くもその後の攻撃に迫力を欠く。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●荒木英喜
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