女子代表国際親善試合
5月31日(金)
戦評
日本がニュージーランドとの2連戦の初戦を2-0で制した。
日本は開始早々から相手を圧倒。最前線の田中美南が中盤に下りてボールを引き出し、左サイドの北川ひかるを使って幾度も好機を作り出す。相手のビルドアップに対しては前線からのプレスが機能しており、優勢な時間を多く作りながら試合は推移。すると、前半終了間際に試合は動く。田中の落としから攻撃が始まり、右サイドを経由して最後にネットを揺らしたのはその田中。左足でゴールを決めて先制に成功する。
後半開始早々にCKから古賀塔子が追加点を決め、日本は余裕を持って試合を進める展開に。真剣勝負であると同時に「選手選考」の場でもあるだけに、互いに球際での激しさが加速。そんな中でもペースを握り、長谷川唯らを投入しつつ試合を決める3点目を狙う。だが、相手もサイド攻撃からゴールに迫るシーンを作るなど、やや前半よりは盛り返したこともあり、そのまま2-0で試合は終了。
実力差がそのままスコアになったようなゲームではあったが、この90分間は池田太監督の目にどのように映ったか。中2日でやってくる次戦が終われば、第33回オリンピック競技大会はもう目前だ。