dmenuスポーツ

J1 第1節

2月26日(金) 18:04 Kick off

等々力

2 - 0

川崎F

  • 2-0
  • 0-0
試合終了

横浜FM

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

横浜は守備時は4-3-3、攻撃時は3-4-3となる変則的な形。<br />
【警告】川崎=なし 横浜=天野(53分)<br />
【退場】なし<br />
【MAN OF THE MATCH】家長昭博(川崎)


[J1第1節]川崎2-0横浜/2月26日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
前半は攻守で横浜を寄せ付けない素晴らしいパフォーマンス。気持ちのこもった守備を見せ、圧巻の崩しで2ゴール。改めて強さを示した。ただ後半は受けに回る時間が増え、試合を決める3点目は奪えず。8年連続でドローだったホーム開幕戦を勝ち切り、リーグ連覇へ良いスタートも、課題も残る試合内容ではあった。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6.5
前半終了間際には際どいオナイウのヘッドをセーブ。押される時間が増えた後半も、安定したハイボールの処理などでクリーンシートに貢献した。
 
DF
13 山根視来 6.5
見事なヒールで家長の先制点をアシスト。攻撃に厚みを加えた。もっとも、守備面では突破を許すシーンも。
 
4 ジェジエウ 6.5
やはりそのスピードは大きな武器で素早いカバーリングを披露。横浜の攻撃を力強く撥ね返した。
 
5 谷口彰悟 6
最終ラインを統率。大きく目立たなかったのはそれだけ安定したパフォーマンスを見せたということ。キャプテンとして周囲への叱咤激励も。
 
47 旗手怜央 6.5
この日も左SBで先発。同期の三笘との絶妙な連係で左サイドを崩しにかかり、後半途中からはインサイドハーフへ移動。チームにひとりは欲しい人材である。

MF
6 ジョアン・シミッチ 6(64分OUT)
新助っ人は先の富士ゼロックス・スーパーカップと同様にアンカーとしてプレー。鋭いスルーパスで好機を演出し、ボール奪取も示した。時間をかければより質は上がりそうだ。
 
25 田中 碧 6.5
家長の2点目をアシストしたクロスは見事。教科書に載せたいようなコントロールと球筋だった。前半は積極的にミドルを狙うなど攻撃にもよく絡んだ。ただ2度、危ない位置でボールロストがあったのはマイナス材料。後半はもう少しチームをコントロールしたかった。
 
MF
8 脇坂泰斗 6.5(76分OUT)
動いてボールを受け、少ないタッチで味方に回し、リズムを作る。前半の出来は高く評価されて然るべき。後半はややトーンダウン。
 
MAN OF THE MATCH
FW
41 家長昭博 7(88分OUT)
好調ぶりが窺えるパフォーマンス。2ゴールに加え、もはやお決まりとなった高いレベルのキープ、パスで攻撃をリード。もっとも後半は良い形でボールを持てず、「ゴール以外のプレーはいたって普通」と本人談。
 
18 三笘 薫 6.5(88分OUT)
ドリブルのキレ、テクニックはさすが。“魅せる”プレーは健在だった。ゴールこそ奪えなかったが攻撃のアクセントになった。
 
9 レアンドロ・ダミアン 6(76分OUT)
前線からの果敢なプレッシングで相手にプレッシャーを与え、カウンター時には味方へ決定機をプレゼント。ただ苦しい時間帯にもう少し前線で起点になりたかった。
 
交代出場
MF
22 橘田健人 5.5(64分IN)
出場直後にクロスからチャンスを演出。ポジショニンの良さ、視野の広さを改めて感じさせ、注目度は増すばかりだ。しかし、中盤を落ち着かせるタスクを果たせたとは言えず。今後に期待。
 
FW
11 小林 悠 ―(76分IN)
試合を決めるゴールを奪いたかったが、相手ペースの時間が長く、思うようなチャンスは訪れず。三笘からのパスを受け早いテンポで放ったシュートもブロックされた。
 
DF
7 車屋紳太郎 ―(76分IN)
左SBとして起用される(旗手はインサイドハーフへ)。横浜の圧力に押される場面もあったが、無失点で試合を終わらせる任務は遂行した。
 
MF
16 長谷川竜也 ―(88分IN)
残り時間5分少々のタイミングでピッチへ送られる。流れを変えるには至らなかった。
 
FW
20 知念 慶 ―(88分IN)
右ウイングとして登場。前線から守備に走り、相手のフィードをケアした。
 
監督
鬼木 達 6.5
上手く試合をスタートさせた操舵術はさすが。前半の出来で勝利を手繰り寄せた。ただリズムが崩れた後半にもう一押しする手も欲しかったところ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
 
【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
守備時は4-3-3、攻撃時は3-4-3になるような可変システムは発展途上。面白いチャレンジだが、4-2-4のような攻撃的な布陣に切り替えた後半に挽回した。前線の助っ人陣が加わった時に真価発揮なるか。

【横浜|採点・寸評】
GK
31 オビ・パウエル・オビンナ 5.5
2失点はともに相手のシュートを褒めるべきで、それ以外で決定機を防ぐセーブもあった。一方でフィードを活かそうとの意識は感じられたが、ボールカットされそうになる場面も。

DF
24 岩田智輝 5(73分OUT)
マッチアプした三笘に翻弄される場面があり、新天地でのデビューはほろ苦いものに。果敢な持ち上がりなど、らしさを発揮することもできなかった。もっとも周囲との連係はこれから向上するはずで次戦以降に期待したい。

13 チアゴ・マルチンス 5
強さと速さを兼備した本来のプレーを表現できたとは言えず。周囲のカバーの問題もあるが、サイドに引っ張り出され、川崎攻撃陣に上手くスペースを与えてしまうシーンも。


 
4 畠中槙之輔 5.5
身体を張った守備と読みの良さで相手のシュートをブロック。試合序盤や後半は奮闘したが、2失点目の場面では家長に前に入られてしまった。パスミスも。

5 ティーラトン 5(73分OUT)
偽のSBとしてポゼッション時はボランチの位置へ移動し、ボールを受けた。だが、効果的なプレーは少なく、ミスからカウンターを許すシーンも。

MF
6 扇原貴宏 5(HT OUT)
和田らと協力してバランスを取りたかったが、川崎の流動的な攻撃に四苦八苦。バイタルエリアや最終ラインに近いエリアを走り回ったが、前半のみで交代に。

14 天野 純 5
1失点目のシーンではカバーが間に合わず。戦う姿勢は示したが、司令塔としてもう少しパスを回したかった。

33 和田拓也 5(88分OUT)
前半は川崎の攻撃を食い止め切れず。一方で後半はボランチの位置からより前に出てシュートを狙った。


 
FW
23 仲川輝人 4.5
攻撃の中心として、また能力は誰もが認めるレベルにあるだけに寂しい出来。自身が活きるスペースをなかなか見い出せず、ドリブルも止められがちだった。前半のチャンスはオフサイド。チーム最多の3本のシュートも打ったが……。誰もが奮起に期待しているはず。

45 オナイウ阿道 5.5
前半は孤立。それでもアディショナルタイムに惜しいヘッドを放つと、後半はポスト直撃のシュートも。徐々に調子を上げた。
 
35 樺山諒乃介 5.5(HT OUT)
ドリブルのキレ、勝負度胸は素晴らしい。高卒ルーキーながら開幕戦で先発を掴んだだけのことはあり、ハーフタイムで交代となったが、もっと見ていたかった選手だった。
 
交代出場
FW
38 前田大然 5.5(HT IN)
自慢のスピードでチェイシングを繰り返し、後半の反撃にひと役買った。ただストライカーとしてシュート0本は寂しい。

MF
18 水沼宏太 5.5(HT IN)
前田とともに後半頭から投入される。右サイドからチャンスを覗ったが、ゴールを導き出すことはできず。

DF
27 松原 健 6(73分IN)
ボールに触れられる回数は限られたものの、フィードで前田のスピードを活かし、オーバーラップから攻撃に絡む。少ない時間で持ち味を見せた点は評価したい。

DF
16 高野 遼 ―(73分IN)
ティーラトンに代わり左SBへ。同時投入の松原に比べ、なかなかボールが回ってこなかった。

MF
26 渡辺皓太 ―(88分IN)
試合終了間際にピッチへ。状況を打開する糸口を探したが、時間が足りなかった。

監督
アンジェ・ポステコグルー 5
「自分たちのサッカーができなかった」と敗戦の弁。特に前半の出来を「メンタリティ的にやってはいけないことだった」と振り返ったが、チームを上手く導けなかったのは残念。取り組むサッカーは興味深いだけに、今後の発展に注目したい。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 

SOCCER DIGEST WEB

競技一覧

アプリアイコン

Jリーグ各クラブの最新情報はアプリで!

外観

競技一覧 速報中
トップへ戻る