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J1 第2節

3月6日(土) 16:03 Kick off

豊田ス

1 - 0

名古屋

  • 0-0
  • 1-0
試合終了

札幌

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=成瀬(58分) 札幌=金子(18分)<br />
【退場】なし<br />
【MAN OF THE MATCH】相馬勇紀(名古屋)


[J1第2節]名古屋1-0札幌/3月6日/豊田ス

【チーム採点・寸評】
名古屋 6
札幌の特殊なスタイルには耐える展開も多かったが、GKランゲラックの安定した守備を中心にDF陣が粘り勝ち。珍しい3枚替えをきっかけに盛り返すと、ワンチャンスをものにして“ウノゼロ”をもぎとった。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6.5
相手のスピーディな攻めに守備陣は手を焼くところもあったが、ピンチを阻止し、要所もこの男が締めて今季ひとつ目の無失点。福森のFKとの駆け引きは見ていて非常に面白かった。

DF
26 成瀬竣平 6.5(61分OUT)
押し込まれ、背走する流れも多かったが、非常に落ち着いて局面に対応していった。攻撃時のパス捌きも効果的で、試合を盛り返すなかに彼の存在感は大きかった。

DF
4 中谷進之介 6.5
A・ロペスとの肉弾戦は見応えがあった。相手に自由に起点を作らせないファイトでDF陣を引き締めた。守備範囲も広く、堅守の担い手として十分な出来。
 
DF
3 丸山祐市 6.5
こまめなコーチングとカバーリングが光った。札幌が狙っているスルーパスへの警戒心も強く、ピンチになりそうな場面は常に背番号3が未然に防いでいた。

DF
23 吉田 豊 6.5
仕掛け続ける札幌の金子とのマッチアップで蓋をし、相手の重要な攻撃の加速ポイントを潰した。攻め上がりの鋭さがあり、惜しいクロスも見せた。
 
MF
15 稲垣 祥 6
中盤の守備では後手に回ることも多く手を焼いたが、粘り強く対応を続けた。ビルドアップでは数人に囲まれても冷静にパスを捌き、チームの立て直しに貢献。

MF
2 米本拓司 6(54分OUT)
札幌の距離の長いポゼッションにスプリントで追走し、身体を張って中盤の穴を埋め続けた。流れを変えるための交代でピッチを去ったが、そのバイタリティは感服もの。
 
MF
10 ガブリエル・シャビエル 6(54分OUT)
1トップの山崎との距離感が遠く、互いにプレッシャーを強く受ける状況が続いた。裏に抜け出すスピードや閃きを見せたが、流れを変えるための交代でピッチを後にした。

MF
25 前田直輝 6.5(87分OUT)
右サイドと左サイドの両方でプレーし、ボールを受けるための予備動作と、受け手からの仕掛けの多さで攻撃陣を牽引。後半には狭いスペースでの突破でアシストを決め、チームに勝点をもたらした。

MF
16 マテウス 6.5
左サイドからスタートし、右でも仕掛けの姿勢は見せる。後半になってようやくエンジンがかかった印象。決勝点の起点となったヒールパスなど、今日は周囲を活かすプレーが多かった。

FW
9 山崎凌吾 5.5 (54分OUT)
周囲との距離感が遠く、開幕戦のような安定したポストプレーは見せることができず。速攻の中ではややミスが多く、ゴールに迫ることはできなかった。
 
途中出場
MF
5 長澤和輝 6(54分IN)
移籍後初出場。ボランチとしてまずは中盤を引き締め、最終盤にはトップ下の位置で猛烈な守備を見せた。機動力と活動量の多さに、スタンドからはため息が漏れた。

FW
11 相馬勇紀 6.5(54分IN)MAN OF THE MATCH
プレシーズンからの好調をホーム開幕戦で結果に結びつけた。ゴール前でのFW的な動きを増やした練習の成果を生かして決勝点。来場していた背番号11の先輩、佐藤寿人のようなゴールだった。

FW
8 柿谷曜一朗 6(54分IN)
FWながらやや引いた位置でのボールタッチを増やし、相手守備を引きつけながら味方の攻め上がりを促した。

DF
6 宮原和也 6.5 (61分IN)
コンディションに不安を抱える成瀬竣平と早めの交代策でピッチへ。安定した守備から攻撃参加も豊富に飛び出していき、決勝点の流れの一部に。

DF
14 木本恭生 ―(87分IN)
最終盤、相手のパワープレーへの対抗策としてボランチの位置で、空中戦で身体を張った。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
終始相手のペースでその対応が続いたが、鍛え上げた守備で耐えつつ3枚替えなどドラスティックな策でも試合にクサビを打ち込み、決勝点を引き寄せて開幕2連勝。
 
[J1第2節]名古屋1-0札幌/3月6日/豊田ス

【チーム採点・寸評】
札幌 5.5
終始自分たちのペースは崩さなかったが、名古屋の堅守をあと一歩崩しきれず。いくつかの決定機もランゲラックに止められ、逆襲の一本に泣いた。全体としては悪くないが、悔しさが募る敗戦。

【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 5.5
勇気と余裕のあるポゼッションへの参加は相手の裏を取るきっかけにも。もちろん本職のセービングでも随所に好プレー。失点シーンは無念の一言。

DF
2 田中駿汰 5.5
行動範囲の広い相手のアタッカーにしっかりついて回り、攻撃の底上げもきっちり。周囲との連係も上々だったが、結果だけが伴わなかった。

DF
20 キム・ミンテ 6
空中戦の強さで相手の起点と見込まれた山崎を潰した。テンポの良いフィードでもチャンスメイクし、攻守に貢献度は高かった。

DF
5 福森晃斗 6
冷静沈着な1対1で名古屋のサイドアタッカーに仕事をさせず、左サイドの起点として長短のパスを蹴り分けた。
 
MF
9 金子拓郎 6(83分OUT)
ボールを持てば常に仕掛け、名古屋の左サイドの守備を後退させた。守備の戻りも多くて深く、運動量も豊富にプレー。

MF
14 駒井善成 5.5(90分OUT)
チャナティップと二人で中盤のスペースに飛び込んでは攻撃をつなぐように動き回ったが、後半途中から運動量がやや減り、ドリブルも鈍った。

MF
10 宮澤裕樹 5.5
中盤というよりは高い位置にいるDFという感じで攻守の要として機能。後半も広い視野で攻撃の芽を探したが、名古屋の堅守に穴は開けられず。

MF
7 ルーカス・フェルナンデス 5.5
左から中央へのカットインで相手DFを混乱させ、バイタルエリアでのプレーも多かった。終盤は追い上げを狙って右に配置転換されたが、突破が実ることはなかった。
 
MF
35 小柏剛 6(83分OUT)
ボールを受けた瞬間の動きが多彩で面白い。フォアチェックの深さも特長的で、奪えば決定機、という守備の走り込みも多かった。

MF
18 チャナティップ 5.5
前線とビルドアップをつなぐボランチのような役割を担いつつ、FWの動き出しに目を光らせパスを狙った。ただ、やや低めの位置取りが攻撃に彩りを添えられなかったか。

FW
33 アンデルソン・ロペス 5.5
頑強なポストプレーで前線の起点となり、守備でもファーストディフェンダーとしてチームにスイッチを入れる勤勉さ。だが、ゴールへのアプローチが伴わず。
 
途中出場
FW
33 ドウグラス・オリヴェイラ ―(83分IN)
失点後のパワープレー要員的な役割もあったと思うが、空中戦でもゴール前でも存在感は出せず。反撃のパワーを出したかった。

FW
4 菅 大輝 ―(83分IN)
左サイドに入って縦へのパワーを出そうとはしたが、残り時間も少なく見せ場はほとんどなかった。

MF
6 高嶺朋樹 ―(90分IN)
アディショナルタイムの一押しに投入されたが、後方での組み立てに徹して敗戦の時を迎えた。

監督
ペトロヴィッチ 5.5
もう一押しというところで攻撃、試合展開に物足りなさ。内容的には納得の部分もあったようだが、試合中の采配として、攻守の仕留める部分に修正が欲しかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)



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