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J1 第24節

8月15日(日) 18:03 Kick off

豊田ス

1 - 0

名古屋

  • 0-0
  • 1-0
試合終了

湘南

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=米本(36分) 湘南=大岩(57分)、畑(76分)<br />
【退場】名古屋=なし 湘南=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】キム・ミンテ(名古屋)


[J1リーグ24節]名古屋1-0湘南/8月15日(日)/豊田スタジアム

【チーム採点・寸評】
名古屋 6
新戦力も含めた総力戦を、疲労も考慮しつつ冷静に進めた。前半に溜めた力を後半に使う目論見が成功し、新加入のキム・ミンテが、急きょメンバー入りした相馬のアシストで決勝ゴールを決めるという幸運も手伝い、連敗を3で止めた。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
1 ランゲラック 6
セーブの機会自体は少なかったが、今日もピッチに響き渡るコーチングで守備を引き締めた。相手の強いシュートもキャッチングしてみせるなど、威厳を見せるようなプレーも良かった。

DF
26 成瀬竣平 6
粘り強いディフェンスで名古の突破に食らいついた。攻撃面でもオーバーラップの数が多く、宮原や森下らライバルとの競争に勝つべく意地のプレーぶりを見せた。

4 中谷進之介 6
キム・ミンテとの初コンビは、かなり上手くやれていた印象。コーチングだけでなく臨機応変なポジショニングでも相棒を助け、ようやく失点をゼロで勝ち切った。

MAN OF THE MATCH
20 キム・ミンテ 7
ほぼ練習で合わせることのなかった守備戦術にも柔軟に対応。危機察知能力と対人の強さで湘南の攻撃に起点を作らせなかった。決勝点まで決め、このうえない新天地デビュー戦に。

23 吉田 豊 6.5
初出場のキム・ミンテを手厚くフォローし、対面のアタッカーにはほぼ仕事をさせず。後半にはシュヴィルツォクとのコミュニケーションを長澤とともに円滑に進め、その貢献度は非常に高かった。
 
MF
2 米本拓司 6(51分OUT)
湘南の猛攻を受ける形を選んだ前半も、それだけでは終わらない、食らいつくディフェンスで守備に迫力を演出。累積警告で次節は出場停止であり、それを考慮した交代でもあった。

15 稲垣 祥 6
粘り強く相手のボールの動きを制限し、前半途中で4-3-3システムに変更してからも、ゴール前に迫る勢いを見せたのはまさしく根性の賜物。疲れは見えるが要所は外さず、しっかり無失点に貢献。

7 阿部浩之 6(51分OUT)
ガブリエル・シャビエルがアップ中に負傷し、急きょスタメンに。冷静なボールさばきとスルーパスの鋭さは見せたが、押し込まれている際のショートパスの多さがヒヤッとさせることも。
 
FW
8 柿谷曜一朗 6(83分OUT)
運動量の半分以上を守備に使ったのではないかと思うぐらいに、チームのために走った。もっと高い採点を付けたいところではあるが、安易なパスミスとシュートチャンスで打たない選択肢の多さが、FWとしての評価を上げきれない。

16 マテウス 5.5(68分OUT)
疲労の色は濃く、前半かららしくないミスを連発。時折良いプレーを見せるも、彼のクオリティを考えればマイナスばかりのパフォーマンスだった。後半、足がつって交代に。

25 前田直輝 6
ボールを持てば相手をはがす力を何度も見せたが、ランプレーにはしってしまうと魅力は半減。やはり彼はドリブルさせて、シュートを打たせてナンボと再確認。
 
交代出場
MF
5 長澤和輝 6(51分IN)
米本に代わって中盤に入り、運動量豊富にボールを受けてはさばくを繰り返した。シュヴィルツォクとのコミュニケーションでも力を発揮し、試合中の調整役としても重要な役割を担った。

FW
40 ヤクブ・シュヴィルツォク 6(51分IN)
前回の出場は、隔離明けの当日でまさにぶっつけ。今回は辛うじて2度の練習はこなせたが、コンディションはまだまだと見るべきか。それでも3本のシュートを放ち、決定機も一度。状態が上がったときのプレーが楽しみだ。

FW
11 相馬勇紀 7(68分IN)
ベンチ外だったはずがG・シャビエルの負傷で急きょベンチ入り。そこから途中出場し、決勝アシストとは“持っている”男だ。積極的な仕掛け、鋭いセットプレーで勝利の流れを生み出した。

DF
17 森下龍矢 ―(83分IN)
最終局面でチームに活力を与えるべくピッチに投入された。攻守ともにアグレッシブで、きっちり勝利の流れに乗った。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
湘南を相手に準備してきた戦い方を戦況に応じて変化させ、今の名古屋が勝てる筋道を見出しての勝点3。新加入選手も上手く使い、連敗を止めて次への光明も見出した。



※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
アウェーで0-1の敗戦は、内容としてもそこまで悪いものではなかった。しかし、決定機を仕留められない、決定機にできない攻撃のチグハグさが、結果を出すうえでは足を引っ張った。

【湘南|採点・寸評】
GK
1 谷 晃生 6
決定機をことごとく防いだが、後半にセットプレーの一発に泣いた。ただ、DF陣の安定感を後ろでしっかりとサポート。相手の決定機にも冷静に対応し、エリア外のボールさばきにも落ち着きがあった。

DF
22 大岩一貴 5.5(85分OUT)
中央を固めながらも、積極性の見えるオーバーラップで攻撃を下支え。名古屋のFW陣に前半は仕事をさせなかったが、後半は防戦一方のなかでバイタリティを出せず。

3 石原広教 6
最終ラインのまとめ役として司令塔的にプレー。ビルドアップの的確さ、フィードの狙いどころも良く、機を見た攻め上がりでもアクセントをつけた。

2 杉岡大暉 6
3バックの左で、頑強なディフェンスを披露。サイドバックばりのオーバーラップも見せ、力強く左サイドで躍動した。後半はややトーンダウンし、移籍後初出場での勝利はならず。
 
MF
42 高橋 諒 6(75分OUT)
本来とは逆の右サイドでプレー。仕掛けの速さ、ゴール前にも飛び出す運動量で、攻撃面での貢献度も高かった。その運動量ゆえか足がつってしまい、75分で交代に。

14 茨田陽生 5.5(68分OUT)
ダブルボランチのゲームメイカー役を務め、やや前目のポジショニングで前線の選手を操った。しかし後半は、相手の圧力がかかるなかで前にボールを運べず。

32 田中 聡 5.5(68分OUT)
茨田のプレーを支える黒子役に徹しながら、前半の終盤からは前線への進出も。後半になると守備の圧力が出せなくなり、存在感を減らして最初の交代の一人に。

26 畑 大雅 5.5
左サイドいっぱいに開いて縦への突破を狙ったが、もっと果敢に前に出ても良かった印象。後半、右サイドに回ってからは復調した感もあったが、全体としては物足りない。
 
FW
17 大橋祐紀 5.5
中盤の右サイドでプレーし、名古屋の左サイドを牽制し続ける地道なプレーぶり。後半の最後は最前線に戻ったが、アタッカーとしての良さはあまり出せなかった。

9 ウェリントン 5.5(68分OUT)
ビルドアップと両輪となったロングフィードの受け役として前半は存在感。しかし、なかなか良いボールが入ってこないなかで守備でのランニングが増え、疲弊した感覚が強い。

20 名古新太郎 6
逸機が多かったのが玉に瑕で、前半のチャンスを決めていればという点が惜しまれる。ただ、巧みなドリブルとスペースへの動き出しで、湘南の攻撃にスピード感を加えた。
 
交代出場
MF
29 三幸秀稔 5.5(68分IN)
疲れの見える田中に代わって中盤を締めに入ったが、名古屋の攻勢のなかでは後追いも多かった。運動量もうまく上がらず、攻撃では見せ場もあったが決定的なものにはならず。

FW
33 町野修斗 5(68分IN)
ウェリントンに代わって最前線のポストプレーを担ったが、キム・ミンテと中谷のパワーの前に仕事はできず。もう少しキープ力、ゴールへ向かう姿勢が欲しかった。

DF
4 舘 幸希 5(68分IN)
途中出場間もない時間帯でのセットプレーで、キム・ミンテに競り負ける。ボランチでの起用も役割が定まらず、低調なパフォーマンスに終始した。

DF
5 古林将太 5.5(75分IN)
左サイドでのプレーで積極的に深いスペースを狙ったが、クロスがチャンスにつながることはなかった。

FW
27 池田昌生 ―(85分IN)
中盤で多くボールに触り、同点のチャンスをうかがったが、フィードを送ってもパワー負けの感が強く、仕事はできなかった。

監督
浮嶋 敏 5.5
前半の流れは名古屋の狙いもあったが、仕留めるチャンスは多かった。全体的に単調な攻撃が多く、速攻以外のところでバリエーションが欲しい。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)


 

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