エンポリFWが得点に気を良くしてピッチ上で飲酒!
ニッカンサッカー 2015年12月31日 10:00配信
よく「勝利の美酒に酔いしれる」という表現を使うが、試合中に本当に酔いしれちゃった選手がいる。
セリエA・エンポリのFWマッシモ・マッカローネ(36)。19日にアウェーで行われたボローニャ戦でのことだった。
1-1の前半42分。マッカローネはDFライン裏へ抜け出し、背後からきた浮き球のパスを右足ダイレクトボレー。これが決まると、ビューティフルゴールに気を良くしたのか、スタンドまで一直線にかけだした。
ファンと抱き合うくらいだったら普通のこと。マッカローネは違った。ファンが持っていたビールのカップを奪い取ると、グビっとひとくち。ほろ酔い気分でピッチに戻った。
そして本当にすごいのはその後。エンポリは前半45分に2-2の同点とされたが、後半3分にまたしてもマッカローネが、今度は右クロスをヘディングで合わせて決勝ゴールを決めた。
「悪球打ち」で知られる人気漫画ドカベンの岩鬼正美は、ど真ん中のストライクを打つために、酒を飲んで酔っぱらい、ストライクを悪球に見えるようにしたことがある。
36歳のベテランで、そり上げた頭が居酒屋にいるオヤジのような風情を醸し出しているマッカローネ。岩鬼同様、酔っぱらってフラフラする頭の方がうまくヘディングができるのか。それは定かではないが、とにかくボローニャ戦は漫画のような素晴らしい活躍ぶりだった。
【千葉修宏】