U-23 試合詳細
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AFC U-23選手権 1月9日(木) タンマサート
U-23日本
1
0-0
1-2 [試合終了]2
U-23サウジアラビア
戦評
前半は様子を見てロングボールを蹴り合う両者だったが、次第にポゼッションの日本、カウンターのサウジアラビアという構図になる。日本は右サイドで細かくボールを回して相手の陣形を引き付け、大きく逆サイドへ展開して突破力のある食野亮太郎へボールを渡す、といった形を多く作ったが、決定機と言えるほどの大きなチャンスは作れない。逆に、サウジアラビアの攻撃の中核を担うアブドゥルラフマン・ガリーブのカットインに守備陣が翻弄されるものの、たびたび訪れたピンチでは大迫敬介がファインセーブでしのぎ、スコアレスで試合を折り返す。
後半は入りに失敗し、またしてもガリーブのドリブルを起点に守備網を突破されて先制を許すが、負けじと食野が個人技で同点弾をもぎ取って試合を振り出しに戻す。その後は運動量が落ちた相手を一方的に自陣へ押し込むが、ブロックの外でしかパスを回せずに単調なクロス攻撃や個人技頼みのアタックに終始し、ゴールへ迫った回数は数えるほど。引いた相手を前に攻めあぐねていると、最終ラインのパス回しで致命的なミスが発生し、PKを献上。これを沈められ、「森保ジャパン」はまさかの黒星発進となってしまった。