【J1採点&寸評】FC東京1-1湘南|土壇場で同点弾を叩き込んだ森重のインパクトも相当だが、MOMは湘南の…
[J1・32節]FC東京1-1湘南/11月23日/味の素スタジアム
【チーム採点・寸評】
FC東京 5
前半は攻守両面で精彩を欠いて湘南に主導権を握られた。最後の最後で追いついたが、決して褒められる内容ではなかった。
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 5.5
18分のピンチはパンチングで防いだが、36分に痛恨の失点。最終ラインをまとめられなかった点で、勝てなかった責任は多少なりともある。
DF
2 室屋 成 5.5
12分の右サイドからのクロスは申し分なし。ただ、その後も何度か迫力十分の突破を見せたが、得点に結びつかなかった。
3 森重真人 6.5
シュートブロックの際にボールに触れながらゴールを許してしまった36分のシーンは残念。しかし、後半アディショナルタイムにチームを救う同点弾。
25 小川諒也 6
9分のフェイントからのクロスは評価に値。守備の局面では後手に回るシーンもあったが、全体的に無難なパフォーマンスだった。
29 岡崎 慎 5.5
優勝争い真っ只中という痺れるシチュエーションで先発出場。39分にイエローカードをもらうなど相手の動きについていけなかったケースもあった。
MF
8 髙萩洋次郎 5
4分のヘディングシュートは枠外へ。この日は中盤を牛耳ることができないまま不完全燃焼に終わった。
10 東 慶悟 5(79分OUT)
キャプテンとして味方を鼓舞するも、なかなかチームはまとまらなかった。3か月ぶりの味スタで、到底納得できない働きぶり。
18 橋本拳人 5
前半は守備があまりハマらず、湘南の選手を捕まえきれなかった。後半もリズムを掴めないまま、タイムアップの時を迎えた。
39 大森晃太郎 5.5(61分OUT)
10分のパスの受け方は子どもたちの教材になる。48分には永井に良質なスルーパスを送ったが、ゴールに絡む仕事はできなかった。
FW
9 ディエゴ・オリヴェイラ 5.5
ボールを持った時の迫力は相変わらずだが、フィニッシュに持ち込む回数は少なかった。フラストレーションの溜まる試合になったのではないか。
11 永井謙佑 5(68分OUT)
48分に角度の狭いところから放ったシュートはGKに阻止。その後はチャンスに恵まれず、無得点のまま68分に途中交代を余儀なくされた。
交代出場
MF
7 三田啓貴 5(61分IN)
大森に代わって右サイドハーフに。65分のシュートはGKに防がれ、75分、87分のチャンスもモノにできなかった。悔いが残る一戦に。
FW
27 田川亨介 5(68分IN)
永井に代わり前線に投入されるも思うようにボールをもらえなかった。シュート0本と、流れを変える切り札になれず……。
FW
21 ユ・インス -(79分IN)
東との交代で左サイドハーフを担当。シュート1本も、どちらかと言えば消極的なプレーが目に付いた。
監督
長谷川健太 5
3か月ぶりのホームゲームでサポーターの期待に応えられず。負けなかったとはいえ、交代策がハマらなかった点は減点材料だ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
前半からアグレッシブなサッカーを展開して首尾よく先制。後半も悪くなかったが、後半アディショナルタイムの失点が悔やまれた。
【湘南|採点・寸評】
GK
21 富居大樹 6
41分に小川のクロスを弾き返せば、48分に永井のシュートをストップ。森重のミドルを止められなかったのは致し方なし。相手の技術を褒めるべきだろう。
DF
4 坂 圭祐 6.5
D・オリヴェイラに辛抱強く対応するなどして好パフォーマンス。昨季のルヴァンカップ決勝を彷彿とさせるディフェンスだった。
6 岡本拓也 6
D・オリヴェイラへのファウルで30分にイエローカード。ファウル気味のプレーは他にも目についたが、正確なカバーリングも。
13 山根視来 6.5(67分OUT)
精力的な攻め上がりから何度かシュートを狙えば、27分には永井のクロスをナイスクリア。攻守両面で良いファイトをしていた。
MF
16 齊藤未月 5.5(61分OUT)
そこまでミスをしたわけではないものの、あまりインパクトを残せなかった。61分での交代は仕方なしか。
19 金子大毅 6
前半は上手くボールを捌いて中盤をコントロール。力強い守備も披露し、存在感を示した。
28 鈴木冬一 6
それまでプレスが効いていただけに、16分のイエローカードはやや勿体なかった。とはいえ、積極的な仕掛けもあり悪い出来ではなかった。
50 古林将太 5.5
守備での貢献は少なからず評価でした。しかし、なかなか自分の間合いで勝負できず、後半も同サイドの小川を攻略できなかったところにネガティブな印象が。
FW
MAN OF THE MATCH
10 山田直輝 6.5(84分OUT)
32分のシュートがポストに嫌われたものの、36分に最高のスルーパスから松田のゴールをアシスト。交代するまでチームを引っ張った。
11 山崎凌吾 6
前半2分の抜け出しは可能性を感じさせた。ポストプレー、前線からのチェイシングも素晴らしく、相手にプレッシャーを与えた。
18 松田天馬 6.5
積極的にボールに絡もうとする姿勢は好印象。36分には一瞬の隙を突いて先制弾とチームに確かな勢いをもたらした。
交代出場
MF
7 梅崎 司 5.5(61分IN)
齊藤に代わってシャドーに入り、70分にはFKを直接狙う(GKの正面)。85分のシュートも力がなく、ゴールには縁がなかった。
DF
8 大野一成 6(67分IN)
デリケートな時間帯に最終ラインに組み込まれたが、慌てることなくピンチを摘む。及第点には届く仕事ぶりだった。
FW
9
指宿洋史 ―(84分 IN)
持ち前のフィジカルを生かすシーンもあったが、最後はやや集中を欠いていたか。いずれにせよ、シュート0本は寂しい。
監督
浮嶋 敏 6
FC東京の2トップを封じてペースを握れた点で、その采配は評価できる。惜しむらくは、あと1分という局面で失点してしまったことだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。