スポーツ界で最も奇妙なマスコット「睾丸さん」!?
ニッカンサッカー 2015年7月2日 10:00配信
みなさんがスポーツチームのマスコットと聞いてイメージするのは、かわいらしくて親しみのある、いかにも子供が寄っていきそうな雰囲気のものではないだろうか。
だがスコットランド1部パトリック・シッスルが今週お披露目したクラブのマスコット「キングズレー」が、怖すぎるとして話題となっている。
全身黄色なのは良いとして、頭からはとげとげしいイガが7本も飛び出している。顔は、白眼をむいて口を大きく開け、まるで亡霊がこちらを向いて悲痛な叫びを発しているような表情だ。
こんなマスコットの方へ喜んで走っていく子供はいないように思えるが、英デーリーメール紙(電子版)も「『トゲトゲ頭で、怒ったような表情の、明るい黄色の悪魔』としか表現できない」と記している。
だが同紙によると、他にも奇妙なマスコットはいっぱいいるという。その1つがプレミアリーグ・エバートンのマスコット「ミスター・テスティクル=英語で睾丸(こうがん)の意」だ。
このマスコットは文字通り睾丸の腫瘍(精巣腫瘍)の啓発のために導入されたもの。精巣腫瘍は20代や30代の若い男性にもよく見られるそうで、その早期治療を呼び掛ける、マスコットのコンセプト自体は素晴らしいと思う。
問題はその見た目。完全にタマタマなのだ。しかもポツポツと毛が生えている。イメージとしては、人気アニメ「スポンジ・ボブ」のスポンジの部分がタマタマの形になったという感じだ。
表情は愛らしいし、子供も寄っていくだろう。しかし娘から「パパ、あれな~に?」と聞かれた父親は、返事に窮するに違いない。
そんなことを考えながらインターネットのサイトを見ていたら、米国きっての名門美術大学であるロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)に、さらに強烈なマスコットがあった。
「スクロティー」と名付けられたそのマスコットは、もう完全に男性のいちもつなのだ。ミスター・テスティクルどころの騒ぎじゃない。どこぞの秘宝館に展示されているような、妙にリアルないちもつだ。
そのコスチュームを、女子生徒がうれしそうにかぶっている姿が学校関連のホームページにも載っている。こういうのがアーティスティックな感性というものなのだろうか!?
【千葉修宏】