メッシがプレーする芝生がヘビメタライブでボロボロ
ニッカンサッカー 2016年3月31日 10:00配信
リオネル・メッシ(28=バルセロナ)とセルヒオ・アグエロ(27=マンチェスターC)ら、アルゼンチン代表の至宝たちが大ケガをする可能性が出てきたと、地元メディアが警鐘を鳴らした。
アルゼンチン代表は今月29日、18年W杯ロシア大会南米予選でボリビアと戦う。会場は、78年W杯アルゼンチン大会で得点王となった同国代表FWにちなんで名付けられたマリオ・ケンペス・スタジアム。だがここのピッチが今、ひどい状態になっているのだ。
実は13日に同スタジアムで英ヘビーメタル界の重鎮アイアン・メイデンがライブを行った。ピッチ上にステージが設営され、爆音をとどろかせるアンプや、さまざまな機材が積み上げられた。
ライブを終えて機材を撤収すると、青々としていた芝生は無残にはがれ、センターサークル付近は茶色の土が露出してしまっていた。しかも残った芝生も根が死んでしまったものが多く、日に日に茶色の部分が広がっているという。
代表戦の直前に、ピッチを破壊するようなライブを開催させるのも理解できないが、その後、ダメージを受けたピッチで国内リーグ2試合を開催したのも、まったくもって意味不明。
19日に行われたベルグラノ-ベレス・サルスフィエルド戦では、チーム2点目のゴールを挙げたベレスFWマリアノ・パボーネ(33)が筋肉系の故障で、前半34分に退くことになってしまった。同僚のFWエルナン・トレド(20)によると「ピッチが重くて、大変だった」という。
メッシは昨年、左膝の内側側副靱帯(じんたい)を損傷しており、下半身への負担はなるべく避けたいはず。アルゼンチン代表としては試合序盤でリードを奪い、できるだけ早くメッシをベンチで休ませてあげたいところだ。
【千葉修宏】