ロナルド・ジュニアはメッシファン!?
ニッカンサッカー 2015年1月22日 10:00配信
国際サッカー連盟(FIFA)は12日、スイス・チューリヒでの年間表彰式で昨年の各賞を発表。男子の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」にはRマドリードのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルド(29)が選ばれた。
ロナルドは授賞式で「これほどのトロフィーを獲得できることは、なかなか味わえない栄誉だ。これからも日々成長してもっと多くのタイトルを獲得したい」と話し、「シー!(イエス)」と絶叫して、見ていたRマドリード・アンチェロッティ監督らを笑わせた。
その授賞式の裏側で、ちょっと心温まる出来事があった。スペインAS紙や英メトロ紙が動画つきで報じている。
ロナルドの家族が座っている席の前を、メッシらが通り過ぎようとした時のこと。ロナルドに「恥ずかしがらなくていいんだよ」と後押しされた息子のクリスティアノ・ジュニアくんは、メッシのもとへあいさつに向かった。
ロナルドから「息子は僕らの試合を良くビデオで見ていて、キミのことが大好きなんだ」と声をかけられたメッシは、「調子はどう? 元気?」などと話しながら、クリスティアノ・ジュニアくんの頭をやさしくなでてあげた。
普段は何かと比較されるロナルドとメッシ。バロンドール争いでも、どちらが受賞するのかサッカーファンの意見を二分してきた。これまでも、ライバル関係を超えて不仲説を報じるメディアが後を絶たなかった。だが授賞式でのシーンを見ると、2人がお互いをリスペクトしていることがよく分かる。
今季のスペインリーグでも例年同様、首位Rマドリードと2位バルセロナが激しく優勝を争い、ロナルドとメッシは得点王ランキングでも1位と2位に入っている。シーズン終盤へ向け、尊敬し、高めあう2人のプレーから、ますます目が離せなくなってきた。
【千葉修宏】